20年後、勝ち組になるのは「不登校の子」?これからの時代を生きる子どもに「本当に必要な能力」とは【ホリエモンによる令和の教育論】
これからを生きる子どもたちに必要な力=「人に頼れる力」
堀江氏は「学校は不要だ」と話しますが、現実的に子どもをずっと家に置いておくわけにもいきません。そういった子どもたちはどこに居場所を持てばよいのでしょうか。
「今、全国各地に増えているのが『オルタナティブスクール』だ。オルタナティブスクールとは、日本語に訳せば『新しい選択肢の学校』だ。既存の学校とは異なる、独自の教育理念や方針によって運営されている学校の総称である」
まだあまり聞きなれない、イメージが湧かない読者もいるかもしれません。子どもの自主性を伸ばしや個性を生かす教育が主となるオルタナティブスクールへ通うメリットについてこう語っています。
「オルタナティブスクールのような『従来の学校』とは違う教育現場に期待したいのは、子どもたちの学力のほかに、行動力とコミュニケーション力を伸ばすことだ。これらの力を磨いておくと、自分の手に負えない危機のときには、人に頼れるようになる。
実はこの『人に頼れる力』こそ、今後ますます重要になってくると思うのだが、日本の義務教育はまったく正反対のことを教えてきた。『人に迷惑をかけるな』『人に頼るのは情けないことだ』『とにかく自分の力でなんとかしろ』。今もそうだろう」
「人に迷惑をかけるな、人に頼るな」という昭和的な価値観以上に「人に頼れる力」が今後ますます重要になる理由について、次のように話しています。
「AI時代に価値のある人の条件、その4つ目は、『真っ先に手を挙げる、行動力のある人』だ。変化の速い時代、悠長に計画なんて立てていたら、他者に出し抜かれるだけだ。『これがいい』と思ったら、すぐに飛びつく人が得をする。とりあえずやってみないと、自分に合っているかどうかなんてわからない」
かくいう堀江氏自身も、人並み外れた行動力を持っているがゆえに失敗することも多いといいます。しかしそれ以上の成功が、その上に成り立っているのです。
▶行動に失敗はつきもの。だからこそ…
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