「酷暑で雨が降らなくても、おいしいさつまいもができた!」52歳女性、初めての菜園生活
日々が飛ぶように過ぎていくなか、自分のあり方に漠然と迷う40代50代。まるでトンネルのように横たわる五里霧中ですが、そんななか「ほんのちょっとしたトライ」で自分のあり方を捉えなおすには、「最初の一歩」に何をしてみればいいのでしょうか。体験談をご紹介します。
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◾️セツコさん
千葉県在住の52歳、会社員。58歳の夫と2人暮らし
【私を変える小さなトライ#39】後編
市民農園の一区画で野菜を作る

一列はじゃがいもを植えました
3列の畝をつくり、まずはじゃがいもの種芋とえだまめの種を植えました。大変だったのは、雑草との闘い。周囲の人たちは、みんな、雑草の発生を抑制し、水分の蒸発を防ぐ「黒マルチ」をしていましたが、マルチはしなかったセツコさん。気づいた時には雑草に覆われ、雑草を抜くのも一苦労。
「頻繁に雑草を抜くか、黒マルチをするかしないといけなかったことに後で気づきました」
それでも、じゃがいもはそれなりに収穫でき、枝豆もビールのお供にできました。
「種代はかかっていますが、今年は野菜も高騰したので、家計は助かったかなと思います」
猫の額程度の市民農園であっても、自分で育てた野菜にはひときわ愛着を感じられて、食卓が豊かになったように感じたといいます。
酷暑で雨が降らない夏。さつまいもの生育は?
5月になると、一列はさつまいもを植えました。前の人の種が残っていたのか、しそがたくさん生えてきて、今年の夏は大葉も買わずにすみました。 今年(2025年)の夏は例年にないほどの酷暑。ほとんど雨も降りませんでした。早起きして水やりもしましたが、暑すぎるので、まさに焼け石に水。
「こんなに雨が降らなくて、果たして農作物が育つのだろうか?」自分で野菜を育てるようになって初めて、農産物を育てる農家さんの苦労に思いを寄せたというセツコさん。「恥ずかしながら、農家さんの知り合いもいないし、これまでは自分が食べている農産物がどんなふうに作られているかも考えたことがなかったのです……。農作業をすると、こんなに泥だらけになるんだということも初めて知りました」
デスクワークでは分からない農作業の大変さと収穫の喜び。「苦労というほどの話ではないのですが、土いじりをするようになってから、少しだけ自然と近づいて、知らないことだらけだったなあ……と心が洗われる思いです」とセツコさん。
自分で育てた野菜っておいしいんです

無事、さつまいもを収穫できました
そして、秋……。
心配していたさつまいもを掘り起こしてみると、出来は上々。「あれだけ雨が降らず心配していましたが、無事にさつまいもが収穫できました」
ほくほくのさつまいもを食べながら、セツコさんは幸せを感じています。
今はYouTubeを見ながら、「秋に植える野菜って何かな?」と勉強の日々。
「自分で植えた野菜って、すごくおいしいんです。それに、土いじりをしていると、以前より気持ちがおだやかになった気がします」
作る楽しみに目覚めたセツコさんは、「前は料理を作るのが億劫でしたが、今は作った野菜でどんな料理を作ろうか、ワクワクしています。以前に比べて、料理も好きになってきたと思います」と嬉しそうに話してくれました。
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白髪染めをやめた。矯正を始めた。ドライヤーを買い替えた。骨密度検査をした。習字を始めた。寝る前にストレッチを続けている。資格を再取得した。ママ友と温泉旅行に行った。2㎏やせた。子どもとオンライン英会話を続けている。断捨離した。終活してる。離婚を決意した……などなど、どんな小さなことでも大丈夫です!
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■編集部より■
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