40代で貯蓄ゼロでも大丈夫?お金が貯められない人の共通点
40代になると家族や周り友人にもお金の話はしづらいものです。40代ともなれば勤続年数は20年を超えお給料もそれなりに貰えている中で、貯蓄ゼロということは現実から目を背けたいものでしょう。
周りの40代はたくさん貯蓄していると感じてしまうけれど、実は貯蓄ゼロという人は、めずらくありません。40代ならまだ老後まで20年近くあるので、今のうちに貯蓄できてない現実とお金を貯める体質改善をしていきましょう。
■お金が貯められない人によくある共通点
お金が貯められない人によくある共通点があります。お金を貯めたいけど貯められないと気になる人は、どれだけ自分が当てはまるかチェックしてみましょう。
チェック1「飲みの誘いが断れない」
友人も多く人付き合いを大切にしている人に見られる傾向です。飲みや食事に誘われたら断らず全て参加し、会合がお開きになるまで終電がなくなっても付き合います。特に年末年始なら忘年会や新年会、この時期なら歓送迎会と称し、週の半分以上は夜の予定がビッチリ入っているということも。
40代になれば安い居酒屋というよりは少し値段がはるお店にもなります。全て参加していてはいくらお金があっても足りません。友人付き合いも大切ですが、毎月使える交際費を決める、終電前に帰ると決めるだけで、飲み代、タクシ―代で月5万円減らせたというマネー相談者もいました。
チェック2「支出が把握できてない」
お金の確認は銀行の残高のみで、毎月いくら使っているのかわからないという方です。お金が残ったら貯蓄していきたい気持ちはあるものの、お給料日前1週間は残高が少なく残りのお金で1週間いかに暮らしていくか調整しているケースもあります。
お金は残ったら貯めようと思っていても案外残らないものです。
チェック3「お財布がレシートだらけでパンパン」
お財布の中身を整理することで、お金の使い方に対する意識がわかります。いくら使ったか家計簿をつけるようにしようと思ってレシートを残しておき、結果的にお財布の中にグチャグチャになっています。
きっちり家計簿をつけている人は毎日帰宅したらレシートを抜いて、決まった場所に保管したりしているものです。まずはお財布の中身を整理することで、お金を使うときにお財布にいくら残っていて、今日はいくらぐらい使ったかお金の流れが意識できるようになります。
■お金を貯める体質改善
お金を貯めるには、使わないようにしてお給料を残すようにするというだけでは、なかなか貯まりません。まず、毎月の支出を把握することからスタートです。
住居費、食費、光熱費など毎月の固定支出を把握します。そして残りの金額を「貯蓄」「交際費」「習い事」などの費目にわけます。貯蓄は残ったお金を貯めていく方法では貯まらないので、お給料が入ったらすぐに他の口座に移すなどして「貯蓄」部分を差し引いた残りのお金で生活するようにしましょう。
よくあるのが焦って急に高額な金額から貯蓄スタートするケースが見られます。今までしてこなかった分、急いで貯めなくてはという気持ちもわかりますが、無理をしては継続しないものです。
こうなったら死ぬまで働き続けると決意する人もいますが、加齢とともに体力は衰え今のように老後はバリバリ働けない可能性もあります。まずは、支出の把握することで飲みに行く回数、洋服を購入する頻度なども計画的に行うことが体質改善の第一歩です。
40代は、まだ20年近く働けるので、今からお金の貯まる体質改善をすれば間に合います。お金を貯める仕組みができたら、貯蓄の一部を運用商品にまわして効率よく増やすことも考えましょう。
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今関倫子 ファイナンシャル・プランナー
外資系保険会社勤務中にファイナンシャル・プランナー(FP)を目指し、AFP(日本FP協会認定)資格取得後、独立系FP事務所に転職。女性を中心に年間のべ200件以上のマネー相談を受け、多くの経験を経て独立。個人マネー相談、執筆、マネーセミナーを中心に活動中。FPCafe登録パートナー
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