「時間の余裕が全くない」ソロ暮らし医師兼マンガ家が「それでも自分でご飯を作り続けるため」買ったもの【2025年ベストバイ】

2025.12.16 FOOD

2. お鍋一つでここまでQOLが爆上がりするとは。ル・クルーゼのビュッフェ・キャセロール22cm

ル・クルーゼは憧れでした。「ルクで作った煮込みは美味しいよ」とも聞いてはいました。しかし、お高いですし、重そう、焦がしたら大変そう、使わさそうなどと、デメリットの心配が憧れを上回る日々が続き、長年手を出せずにいました。

 

が、ある年の出来心で、セール(福袋)で定番のココット・ロンド様をお迎えしちまい、認識が激変しました。お鍋の美しさ、高級感に満足した以上に、明らかに調理が早く終わったことに衝撃を受けました。(タイムを計っていないので、何分縮んだのかは不明ですが。)重い蓋が効いていると感じました。また、具材の味と食感が均一で、確かに美味しくできました。

 

以後、ココット・ロンドは我が家の時短ツール1軍の重要メンバーとなり、ただ日々の生活に使い倒されるアイテムと化しておりました。そこに、2025年、援軍が加わりました。

 

ビュッフェ・キャセロール22cmです。

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ビュッフェ・キャセロールはだいぶ個性的な平べったい形をしています。初見時は用途不明で困惑しましたが、「フライパンと鍋のいいトコどりをした調理機能に加えて、食卓での大皿を兼任できる鍋」といえます。

 

26/30cmは常に売っていますが、22cmは限定品で、なかなか市場に現れてくれないので、狙う必要があります。(アウトレットにも出てきません。)私は公式サイトを定期的に監視しており、2025年の春のセール予告で出現を観測して、販売開始と同時に即座に確保しました。半額でも2万円ぐらいしたので、大変な買い物でした。

 

薄いピンクとグリーンから選べましたが、私は後者にしました。「こんなレアアイテム、みんな殺到して買い負けたらどうしよう…!」と大いに心配していましたが、ビーチフラッグみたいなムーブをキメていたのは自分だけで、セールでは別の売れ筋があるようでした。セールはわりと長く開催されていましたが、売切れてはいなかったように思います。それでも、セールが終わったらまた姿を消してしまって、もう今年は見ていないので、22cmは入手難易度がかなり高いアイテムだったと考えられます。

 

さて。ビュッフェ・キャセロールがやってきて、ココット・ロンドと仲良く、日々大活躍してくれています。使うたびに便利な鍋だと感じていますが、主な利点を述べます。

 

1. 調理の守備範囲が広い。

汁物と煮込み以外ほぼ全部対応可能と思われます。作り置き部門ではパエリア、アクアパッツァ、ショートパスタ、日々のごはん部門ではワンプレート(肉や野菜のクキペ包、茶碗蒸しなどを何点か同居させて加熱放置)、ステーキ/ハンバーグ類、すき焼き、リゾット、ロングパスタなどに使ってます。パスタ以外の加熱時間は短め、放置長めで済みます。重い蓋を活かして、全体の加熱時間を短くする(フタを開ける回数を最小限にする、ふきこぼさない)、焦がさないのが時短のコツの気がします。なお、時短効果はないと思われますが、オーブンでラザニアとか揚げ物も可能です。

 

2.お料理ができたら食卓にそのまま出せる。

鍋が浅いので料理の視認性がよく、お料理も取りやすいので、火からおろしてそのまま食卓に出して大皿みたいに使えます。これのメリットは、保温、洗い物削減、華です。

 

3. 邪魔な構造がない。

1人用の食洗機、冷蔵庫などに入ります。取っ手が最小限で、物理的に邪魔な要素がなくてストレスが少ないです。

 

4. 割れない。

土鍋を割りまくるがさつな人間でも大丈夫です。調理器具や食器割っちゃうかもしれないというのは、私には結構ストレスです。割ってしまった後の後始末も、新調という作業(検討→発注/買い出し)も、時間も労力も結構使って疲れてしまうのではないでしょうか。そういう将来の無駄がだいぶ消えてよかったと思っています。(ですので、焦がしたり傷つけないよう、適切に扱うのは非常に大切にしています。)

 

この辺りが、ビュッフェ・キャセロールで満足しているところです。もし私に家族がいたら、26cmはすぐに買うと思いますし、一人暮らし以上に重宝しそうです。得意分野と不得意分野があまり被らないので、ココット・ロンドと相性がいいように感じます。

 

一方、デメリットは、

・高額
・焦がさないために扱いにややコツがいる
・他のキッチンアイテムと収納の相性が悪い

 

などです。

 

重さは、調理や手入れでは私は大丈夫でしたが、収納に影響は出ます。収納にファイルケースを使う方や、立てる収納されている方は別の収納方法を検討する必要があると思います。

(写真2) ある日の作り置き。この2品で総調理時間は45分ぐらいでした。ココット・ロンド(カレー)とビュッフェ・キャセロール(いかすみパエリア。今年のベストバイ☆)です。

 

なお、ル・クルーゼはマルミット22cmという汁物用も1つ持っていますが、こっちは全然使いこなせていません。作り置きにはちょっと容量が少ないのでココット・ロンドの方がよく、アクアパッツァはビュッフェ・キャセロールの方が食卓で扱いやすい、となってます。マルミットを使いこなすには、もうちょっと研究が必要そうです…。

(それでも大切に持っているのは、デザインが最高だからです。お姫様のようなお鍋です。)

(写真3) シチューを作らされているお姫様

 

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