「同居人のままなんて嫌だ」夫が7年目に選んだ“やり直す覚悟”。妻との再出発は叶うのか?【2025年ベスト記事セレクション】
「もっと早く話せていれば…」7年分の孤独と葛藤が教えてくれること
村田さんは今、ようやく「話し合うことの大切さ」を痛感しているといいます。振り返ってみれば、子どもが生まれた頃「大変だね」と労うだけでなく、「俺はこうしてほしいんだ」「君はどう感じてる?」ともっと踏み込んで聞いていれば違ったかもしれない。そう語る村田さんの表情には、後悔と同時に、どこか静かな覚悟も見えました。
「でも、あのときは自分も仕事でいっぱいいっぱいだったし、妻も寝不足で本当に余裕がなかった。だから、仕方ないのかもしれません」
夫婦のすれ違いに、「これが原因」と言い切れる理由はほとんどありません。生活の変化、体力と心の消耗、すれ違うタイミング、言葉足らずな思いやり……。さまざまな要因が複雑に絡み合い、気づけば距離が開いていたということが多いのです。
村田さんが7年間にわたって抱え続けてきた孤独や葛藤は、決して特別なことではありません。日本では、既婚者の5~6割が何らかのセックスレス状態にあるともいわれ、同じような悩みを抱える夫婦は決して少なくないのです。だからこそ、村田さんのように、「本当は寂しい」「でも、もう一度向き合いたい」と自分の気持ちに正直になって行動しようとする姿勢は、多くの人にとって、大きなヒントになるはずです。
すれ違ってしまった日々を、もう一度つなぎなおすために。いま何ができるのか。その第一歩を、どうか恐れずに踏み出してほしいと思います。
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家庭関係研究所
山下あつおみ
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