「俺、再婚して子ども産まれたから。もう養育費は無理」元夫から毎月6万円が振込まれなくなった41歳女性。約束したのに、諦めるしかないの?
浮気していることが確定!悪びれず、開き直る夫
筆者は「それを目にしてしまってから、どうしたんですか?」と聞くと、陽子さんは「送信主は『みーたん』。女性なんじゃないかな…って!」と語気を強めます。陽子さんはマイカーのカーナビを確認。夫が「帰りが遅くなる」と言っていた日に、毎回同じ賃貸マンションに駐車していることがGPSから明らかになったのです。それだけではありません。交通系ICの利用履歴を辿ったところ、そのマンションの最寄り駅で乗り降りしていたのです。
陽子さんは夫に対して「どういうこと!」と問い詰めると、夫は一切、隠そうとせず「ああ、そうだよ。でも彼女とは遊びじゃない、本気だから!」と開き直ったのです。彼女と知り合ったのはギャラ飲みアプリ。これは女性と一緒にお酒を飲みたい男性と、お金を稼ぎたい女性を引き合わせる仕組みですが、夫の飲み会に参加した彼女に一目ぼれ。陽子さんの悪口を聞いてもらっている間に、彼女も本気になり、「奥さんより私の方があなたを幸せにしてあげられるのに」と言い出し、夫はますますのぼせ上ったようなのです。
ちなみに、一般社団法人・日本家族計画協会家族計画研究センターが2017年に調査した結果によると既婚男性(40代)は67.5%が「不倫をしたことがある」と答えています。
そこで陽子さんが「何を言っているの?」とあきれ顔で言うと、夫は「お前との結婚は失敗だった。流星(息子さんの名前)がいなければ速攻で離婚していたよ。とにかく出会う順番が逆だったらなぁって最近はずっと思っている」と無責任な発言を繰り返したのです。
関係修復する気がない夫との決別
陽子さんは当初、夫が謝罪して反省し「二度としない」と約束してくれるなら、夫のことを許して結婚生活を続けるつもりでした。しかし、夫からの謝罪はなく、反省する様子もなく、さらには夫のほうから「離婚したい」と言い出したのです。陽子さんは開いた口がふさがらず離婚を決意。
「流星の養育費はもちろんだし、慰謝料も払ってもらうけれど、それでもいい?」と確認すると、夫は「ああ、分かった。好きなだけ払うよ」と言うので、息子さんの親権は陽子さんが持ち、夫は養育費として毎月6万円を20歳まで、そして養育費とは別に、慰謝料として毎月7月と12月にそれぞれ20万円ずつ3年間、払うことを約束し、離婚が成立したのです。
このように3年という短すぎる結婚生活にピリオドを打ったのですが、厚生労働省の人口動態統計によると2024年の離婚件数は約18万組。10年前(2014年)は約22万組だったので減少傾向です。
今まで振り込まれていた養育費と慰謝料が、ある日、突然…
離婚から3年間、養育費と慰謝料は遅れることなく陽子さんの口座に振り込まれていました。振り込まれるたびに陽子さんは元夫に「いつもありがとう」とLINEにメッセージを送っていました。
しかし、離婚から4年目。ちょうど慰謝料の支払が終了したタイミングで、養育費の振込が止まったのです。元夫に連絡をとると「再婚して子どもが産まれた。今の家庭を大事にしたいから、もうお前たちに養育費を払えない」と言うのです。
筆者は念のため、「元旦那さんが養育費を払いたくないために嘘をついているかもしれません。本当に再婚したのか、そして子どもが産まれたのかを確認してからでも遅くないのでは?」と促すと、陽子さんは市役所で元夫の戸籍謄本を手に入れましたが、そこに驚きの内容が表示されていたのです。元夫の再婚相手の名前は「美穂子」。そう不倫相手の「みーたん」だったのです。
本記事では、夫の不倫が原因で離婚をした陽子さんが、慰謝料支払いが終わったタイミングで養育費が振り込まれなくなったという経緯についてお話しました。
▶関連記事【後編】『2026年から「養育費」を受け取りやすくなる!? 子どもの成人までもらいそびれない、裁判所の「新・計算式」とは!?【行政書士が解説】』では、養育費不払いの理由が元夫の再婚・子ども誕生だった場合、陽子さんは泣き寝入りするしかないのかを、行政書士でありFPでもある露木幸彦さんに解説していただきます。
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