40代50代のオーバーサイズファッション「知らずに選びがち」なアイテムの「特徴」とは【植松晃士のエイジレス・ビューティ】

更年期世代? セカンドステージ? ミドルエイジ? 呼び方はさまざまですが、家事に仕事にプライベートに、忙しく働く女性にこそ必要なエイジレスビューティアドバイスを、私、植松晃士がお送りします。

【植松晃士のエイジレス・ビューティ#1】

 

ブランドに着られていた時代は終わり。大人は自分がブランドです

皆さま、ごぶさたしております。こちらでお話させていただくのは3年ぶりくらいでしょうか? ずいぶん時間が経ったような気がしますが、大人にとって3年なんて深呼吸3回したくらいですよね? とはいえ、世の中はずいぶんと変わりました……。実際に3つも歳を重ねましたしね。

 

この連載で何を語ればいいのか? いろいろと考えていたのですが、まず最初はやはりファッションのお話からさせていただこうかなと思っています。多様な意味で「働く」大人の女性たちは今どのようなファッションで過ごしているのか。自分はどういうお洋服をどう選べばいいの? 最適解はあるの? フツフツとした疑問があるでしょうし、僕から言いたいことも(たくさんたくさん)あります!

 

読者の皆さん世代だと海外ブランドやDCブランドを経て生きてきたと思いますが、僕も昔はよくハイブランドのお店をチェックしてまわっていました。今でももちろん行っていますが、昨今はファストファッションも欠かさず見てまわっています。

 

なぜなら、ファストファッションは今や、安かろう悪かろうじゃないんです。リーズナブルでもデザインはブランド。リーズナブルでも旬なアイテム。世代を超えて買いやすい、着やすいものが揃う宝庫となってきているんですよね。ハイブランドの風味を感じさせる優秀アイテムももりだくさん。

 

僕のまわりの素敵な大人の女性たちも、ハイブランドにファストファッションを組み合わせて楽しむという風潮が多い。ひと昔前のように「いい大人がファストファッションを買ってるなんて」と恥ずかしく思うこともないし、鼻で笑われることもない。「ブランド」に身を包むのではなく「自分が着たいファッション」を楽しむというのが定番化しているんです。

 

つまり、何を選んでどう着るかは自分本位でいい。大人は、自分がブランドなんですから。今まで生きてきた証、情熱や歴史には価値があるの。ハイブランド、老舗と同じようにね。

 

大人のオーバーサイズファッション、ここに気をつけて!

ただ、何をどう着てもいいんだけれど、可能ならそれを評価されたいでしょう? 最近の風潮だとルッキズムはよくないとか、ジェンダーレスじゃないととか世界観が変わってきました。スタバのストローはペーパーになって、いつのまにやらまた戻ったけど(苦笑)。

 

世の中の流れで規制が増えると、逆行することが増えがち。例えば、ルッキズムがよくないと言いながらも美容医療のマーケットは拡大していたり、化粧品や香水の売り上げが伸びていたりね。やめましょう、と言いつつ心の中では欲求が爆発しているんです。だから、右に倣えの価値観は不要。大人の女性なら「私」を評価してほしいと思っているはず。

 

そこで、何をどう着ても自由という大人のファッションにモノ申したいのですが、他人からの評価は高いほうがいいです。ちなみに、今はオーバーサイズという流行が続いている状態。ことファストファッションでは、トップスもボトムスもオーバーサイズ×スニーカーという仕上がり。たっぷりとしたボリュームのあるシルエットですね。

この流行は人生で2回目じゃないかしら。その昔は80-90年代の吉川晃司さんとか荻野目さんとか、本田美奈子さんあたり? だから、「はいはい、オーバーサイズね」「それにスニーカーを合わせればいいのね」と気軽に手に取りやすいかもしれないけれど、昔と同じように着るのはタブーです! ファストファッションのトルソーに着せてあるアイテムをそのままお買い上げも危険。

 

しかも、大きなおなかや長いお尻、たくましい背中が隠れるから助かるー! なんて言って買わないで。なぜなら、顔の輪郭も体型も髪のツヤも、なにもかもが数十年前とは確実に変わっているから。いくら流行っているからといって若い世代と同じようなファッションをしてしまうと、経てきた年月の変化の違いをこれでもか!というほどまざまざと突きつけられます。

だって、昔は「ネッククリームって必要?」って思っていなかった? 首のシワ対策をする日がくるなんて。ハンドクリームもしょっちゅう塗ることなかったのに。カサカサになってシワシワになってきたのね……。それだけ変化しているんだから、大人には何かひとつ工夫することが必要なんです。

 

それに、オーバーサイズというトレンドはこの先も続きそうな気配。そこで、トレンドを取り入れるのは大人にとっても必要なんですが、トレンドに流されるのではなく「手玉にとる」ことが肝心。どういうことか、というと、全身をトレンドアイテムで固めないこと。そこに工夫がいる。

トップスがオーバーサイズなら、下にはすっきりしたタイプを選ぶ。足が太いからすっきりさせるアイテムは難しいというなら、トップスよりオーバーじゃない程度のサイズ感、セミワイドくらいのボリュームを合わせる。パンツなら裾が絞ってあるタイプを選ぶとかね。ただしその塩梅は、裸の自分と向き合ってどこをどう隠せばいいか研究するんです!

 

ここまでの記事では大人ならではのトレンドアイテムとの向き合い方を、オーバーサイズアイテムを中心に伺いました。続く関連記事ではネットショッピングとの付き合い方を伺います。

 

つづき>>>ネットショップで服を買うほどオバサン化が進む?便利さが秘める「まことに残念な」真相

 

取材・文/中尾 慧里

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