40歳で東大に一発合格、会計士をしながら50代後半で受かった~中高一貫校出身者がほとんどの現役生とオジサンの戦い方とは

東大入試の会場にいるおじさん受験生

筆者は共通テストと東大入試で英語を使わなかった。フランス語で受験した。

東大入試でフランス語を選択すると、ドイツ語・中国語の受験生と同じ部屋に入れられる。3回受験したので3回とも駒場キャンパスの同じ部屋、同じ受験番号だった。

部屋の中には毎年25人ほどの受験生がいた。

これは文系だけなので、理系は本郷キャンパスの同じ部屋に放り込まれているのだろう。

この言語差し替え部屋には、なぜか毎年おじさんが数名いる。彼らはだいたいドイツ語選択だ。

定年退職をしている年齢の人から年金をもらっている人まで様々なおじさんがいる。

うち1名は筆者の受験1回目から3回目まで在席していた。その後、このおじさんがどうなったのか分からないが、あの時間制約の厳しい共通テストを受けて足切りを突破したのだから凄まじい能力があるに違いない。

 

2回目の受験が終わって、駒場東大前駅のホームに降りたったら、同じ部屋で受験していたおじさんたちが話をしていた。

 

「地理と日本史の答案用紙を間違えてしまったんですよ。開始1時間くらいで気づいて、すべて消して書き直しました」

 

胸が苦しくなる話である。18歳の受験生にも起こりうる失敗だ。1時間経ってから書き直せば、絶対に時間は足りない。間違いなく落ちてしまう。自分だったら消しゴムで擦りながら、涙を流しただろう。

おじさんのやるせなさや切なさがホームを走って筆者の中に流れ込んでくるのを感じる。どれだけ努力をしても、ほん少しのミスや体調不良で落ちてしまう。それが東大受験である。だから、どんなことがあっても対応できるように、覚悟を持って勉強してもらいたい。

 

なお、筆者の周りには40歳で1回の受験で受かったおじさん、会計士をしながら50代後半で受かったおじさん、4回以上受験して65歳くらいで受かったおじさん、65歳で1回の受験で受かった非常に賢いおじさんなどがいるので、何歳になっても可能性はあるように思う。

頑張ってほしい。

そういえば、40歳を超えて受験するのは男性ばかりである。なぜなのだろうか。

 

 

■編集部より

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