更年期による気分の落ち込みへの対処法とは?医師が教える「とっておき」はコレ

Q.更年期による気分の落ち込みへの対処法は?

Photo:O-DAN

うつ病や適応障害による気分の落ち込みに対しては、セルフケアではなく医師の指導のもとで対処する必要があります。
一方、更年期が原因の気分の落ち込みに関しては、医師の指導だけではなくセルフケアによって軽減することも可能です。

更年期による気分の落ち込みに、どう対処すればいいのでしょうか。医師の視点から、2つ紹介します。

周りに理解してもらう

更年期が原因の気分の落ち込みは「本人の気持ちの問題」という精神的なものではなく、「ホルモン変動が原因」という身体的な変化の1つです。そのため、自分が我慢して抱え込むよりも家族や職場の理解を得るようにしましょう。

「今日はつらいから、少し休ませてほしい」
「イライラするから1人の時間がほしい」
このように周りに伝えるだけで心理的な負担が軽減され、症状が和らぐケースもあります。精神的な症状だけではなく、ほてりや冷え、発汗などの更年期症状も伝え、周りに協力してもらいましょう。

漢方薬の服用

漢方薬は今ある症状だけではなく根本原因にアプローチするため、自分の体質に合わせて更年期の不調を総合的に改善することが期待できます。自然由来の治療薬として婦人科で処方されることもあり、選択肢のひとつとして検討してみるのもいいでしょう。比較的副作用が少ないとされており、長期的に服用しやすい点も特徴です。

 

<おすすめの漢方薬>

・加味帰脾湯(かみきひとう)
エネルギーや栄養を補い、精神のバランスを整える漢方薬です。イライラや不安などの症状を改善することが期待できます。

・柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
からだにこもった熱を冷まし、精神を安定させる漢方薬です。精神症状の他、動悸や不眠などの症状の改善が期待できます。

漢方薬を服用する際には、自己判断による服用ではなく医師や薬剤師に相談し、自分の体質に合う漢方薬を選ぶことが大切です。

オンラインで相談から注文まで完結できる「あんしん漢方」は、スマホがあればいつでも専門家に相談できます。
自分のつらい気持ちを我慢せず、助けを求めましょう。

 

気持ちの落ち込みを見過ごさないで

Photo:O-DAN

更年期世代は公私ともに忙しいだけではなく、親の介護問題など心理的な負荷もかかりやすい世代です。ちょっと落ち込むことがあっても、自分のケアは後回しにすることも多いでしょう。ただし、自分のケアを後回しにすると、周りを支えることもできなくなります。ときには周りの人や専門家の助けも借りながら、自分を大切にしてくださいね。

<この記事の監修者>

医師
木村 眞樹子(きむらまきこ)

都内大学病院、KDDIビルクリニックで循環器内科および内科に在勤。総合内科専門医・循環器内科専門医・日本睡眠学会専門医。産業医として企業の健康経営にも携わる。

自身の妊娠・出産、産業医の経験を経て、予防医学・未病の重要さと東洋医学に着目し、臨床の場でも西洋薬のメリットを生かしながら漢方の処方を行う。

症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でもサポートを行う。

●あんしん漢方(オンラインAI漢方):https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/

1 2

この記事は

スポンサーリンク