この1点を守れた人から「痩せていく」。更年期世代がこれ以上ダイエットに失敗しないための「最後の決定的ルール」とは

心理学者の内藤誼人です。この新連載をスタートする際、編集部から「更年期世代は毎年ダイエットに失敗して自己肯定感が下がります。どうすればいいでしょうか」と質問を受けました。

前編記事では「気合を入れない」「暗示を使う」という2つのポイントをお伝えしました。この記事ではもう1つ、盲点になっている意外なコツを解説します。

前編記事『ダイエットに失敗し続ける人が気づいていない「あまりにも単純だけど必ず効果が出る」痩せ方のコツ…うそでしょ、そんなことだったの?』に続く後編です。

【心理学者が教える「8割がんばらない」生き方】#1 後編

もうひとつ、とっても重要なポイント。「ダイエット○○」といった商品は買わないこと!

スリムになりたい人は、ついつい「ダイエット○○」というラベルの貼られた商品を買ってしまうものですが、これはやめましょう。なぜかというと、「ダイエット」という文字が入っていることに安心して、たくさん食べたり、飲んだりしてしまうから。

 

もう20年以上も前に出版された本なのですが、『デブはダイエット飲料だと3倍の量を飲む』(長井秀和著、インフォバーン刊)という本がありました。さすがに“3倍”は言い過ぎだと思いますが、これがもし“2倍”だったとしたら、「あながち間違いでもない」ということは、科学的にも証明されています。

 

オランダにあるティルビュルフ大学のリタ・コエーリョ・ド・ヴァーレを筆頭とする研究グループが、ポテトチップスの大袋を2袋、あるいは同じ商品のダイエットパックを9袋用意し、それをつまみながらテレビを見てもらうという実験をしました。

 

その結果、ダイエットパックを渡された参加者は、大袋を渡された参加者に比べ、2倍の量を消費することが明らかにされたのです。

 

「これはダイエットパックだから」と安心してたくさん食べていたら、どうなるでしょう。太るに決まっていますよね。安心して結局たくさん食べてしまうことになるのなら、最初から「ダイエット○○」などを選ばず、標準的なものを買うようにしたほうがいいのです。そちらのほうが価格も安いですから。

 

つづき>>>ダイエットに失敗し続ける人が気づいていない「あまりにも単純だけど必ず効果が出る」痩せ方のコツ…うそでしょ、そんなことだったの?

 

(出典)

Coelho do Vale, R., Pieters, R., & Zeelenberg, M.  2008  Flying under the Radar: Perverse package size effects on consumption self-regulation.  Journal of Consumer Research ,35, 380-390.

Crum, A. J., & Langer, E. J.  2007  Mind-set matters: Exercise and the placebo effect.  Psychological Science ,18, 165-171.

Polivy, J., & Herman, C. P.  2002  If at first you don’t succeed: False hopes of self-change.  American Psychologist ,57, 677-689.

お話/内藤誼人先生

慶應義塾大学社会学研究科博士課程修了。立正大学客員教授、有限会社アンギルド代表取締役。社会心理学の知見をベースに、ビジネスシーンを中心とした実践的分野への応用に力を注ぐ心理学系アクティビスト。動物の飼育が趣味で、最近は人間よりも動物に好かれており、自然を愛するナチュラリストでもある。著書に、『すごい! モテ方』『すごい! ホメ方』『もっとすごい! ホメ方』(以上、廣済堂出版)、『ビビらない技法』『「人たらし」のブラック心理術』(以上、大和書房)、『裏社会の危険な心理交渉術』(総合法令出版)など多数。その数は200冊を超える。

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