「しゅのそと」ではありませんよ!「殊の外」の読み方、知っていますか?
どこかで聞いたことのある言葉であっても、漢字だけでパッと表されると「なんて読むの?」「こんな言葉、あったっけ?」なんて思ってしまうことがあります。
本記事では、意外と読めない漢字のクイズを出題します。
本記事でご紹介するのは「殊の外」です。
漢字だけで「殊の外」と表されると「『外』はいいにしても『殊』ってなに?」と思う人も少なくないのではないでしょうか。ですが、もし「殊の外」の前後に文があれば、読み方や意味が思いつく人も少なくないはず。
なお「殊」の音読みには「シュ」がありますが、「殊の外」の読み方は「しゅのそと」ではありませんよ。
正解は…
「ことのほか」です。
「殊の外」とは
1 予想と、かなり違っているさま。思いのほか。案外。意外。
2 程度が際立っているさま。格別。とりわけ。出典元:小学館 デジタル大辞泉
という意味です。「今回の試験は殊の外優しかった」、「今年の夏は殊の外暑い」などの例文が挙げられます。
「殊」から始まる言葉
「殊の外」の他に
- 殊に(ことに)
→特に。とりわけ。格別。 - 殊更(ことさら)
→わざわざ。わざと。故意に。/特に。とりわけ。
などがあります。
いずれも“特に。とりわけ。格別。”が共通しており、違いは、「殊の外」には“案外。意外。”の意味が、「殊更」には“わざわざ。わざと。故意に。”といった意味があることです。ただ冒頭でも述べたように、文中に書かれているのであれば、何を表しているのかは読み取れるはずです。
このクイズをきっかけに“特に。とりわけ。格別。”の異なる表現方法として「殊の外」を覚えていただけると幸いです。
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