【クイズ】デパガって何の略だか言える?意外に知らない!
昭和には女性の人気職業だったのがデパガです。
「デパガ」は何の略でしょう。
かつては高嶺の花でした。
答えは「デパートガール」です。
「デパガ」は「デパートガール」の略。百貨店の女性店員のことをかつてはこのように呼んでいました。
百貨店に女子店員が初めて採用されたのは明治時代末期。1902(明治35)年に三越(当時は三井呉服店)に入店しました。その後、1906(明治39)年に名古屋の松坂屋でも女子の採用を開始。ただ、当時は縁故採用に限っていたようです。
その後、大正から昭和初期にかけて女性の進出が進み、働く女性を意味する「職業婦人」が取りざたされるようになると、デパガは人気の職業に。現在の「職業研究」に似た入社試験対策本のようなものが出版されたこともあります。また、デパガは良家の子女で美人というイメージがあったことから、お見合いの話がひっきりなしだったとか。
同時期には、百貨店のエレベーターに常駐する案内係・エレベーターガール(エレガ)も登場しています。
「デパガ」「エレガ」といえば高嶋政宏さんと西田ひかるさん主演のドラマ『デパート!夏物語』(1991年、ロケ地:伊勢丹相模原店)や宮沢りえさん主演の『東京エレベーターガール』(1992年ロケ地:多摩そごうでロケ)を思い出す人もいるかもしれません。いまではいずれのロケ地も閉店するなど百貨店業界は縮小傾向にあり、ほとんどのエレベーターは自動運転になりました。買い物のしかたも変わってゆきます。それでもかつてキラキラ感をくれたデパートと店員さんたち、今後も何らかの形で残ってくれるとうれしいかぎりです。
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