「ひょうひょうと」ではありません。「滔々と」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「滔々と」です。
「滔々と」の読み方は?
読めそうで読めない、見たことがありそうで馴染みのない「滔」に戸惑った人も少なくないのではないでしょうか。「〜々」と繰り返しているところから推測して「ひょうひょうと」と読んだ人もいるかもしれませんが、“風が吹くさま”や“世間離れしていて掴みどころのないさま”を意味する「ひょうひょうと」は「飄々と」と表すため、残念ながら不正解。
まずは正解を見てみましょう。
正解は……
「とうとうと」です。
「滔々」は
1 水がとどまることなく流れるさま。
2 次から次へとよどみなく話すさま。
3 物事が一つの方向へよどみなく流れ向かうさま。出典元:小学館 デジタル大辞泉
を意味します。
「滔々と」単体だと馴染みが薄く感じられるかもしれませんが、「滔々と流れる川」などの表現を聞いたことがあるのではないでしょうか。
「滔る(はびこる)」と「蔓延る(はびこる)」の違い
「滔」には
①はびこる。水が広がりあふれる。また、広く大きいさま。
②うごく。うごかす。
③あつまる。あつめる。出典元:滔|漢字一字|漢字ペディア
の意味があり、
- 音読み トウ
- 訓読み はびこ(る)・うご(く)・あつ(まる)
の読みがあります。
「はびこる」という表現に聞き馴染みがある人もいるかもしれませんが、「滔る」の意味は
水が勢いよく広がる。水が満ちあふれる。
出典元:はびこ−る|言葉|漢字ペディア
です。
「あれ?『はびこる』ってこんな意味だっけ」と思った人もいるのではないでしょうか。
「はびこる」は「蔓延る」と表すこともできるのですが、この場合には
1 草木などが繁茂する。
2 よくないものの勢いが盛んになって広まる。広まって勢力を張る。出典元:小学館 デジタル大辞泉
を意味します。
現代では「はびこる」といえば「蔓延る」の意味で使われる場面が多い印象があります。「蔓延る」も「滔る」も同じ読みですが、よくないものが広がっていく様と水が満ちあふれる様はだいぶ意味が違いますよね。漢字を当て間違えないよう注意したいところです。
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