「もう我慢はしない」49歳女性が忖度だらけの人生を変えた“ワーケーション”の魅力とは
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日々が飛ぶように過ぎていくなか、自分のあり方に漠然と迷う40代50代。まるでトンネルのように横たわる五里霧中ですが、そんななか「ほんのちょっとしたトライ」で自分のあり方を捉えなおすには、「最初の一歩」に何をしてみればいいのでしょうか。体験談をご紹介します。
<<この記事の前編:「自分の人生を取り戻したい」旅先で見つけた“本当の私”。49歳女性が見つけた「ワーケーション」の効能とは
◾️ローグさん
東京都在住の49歳、会社員。64歳の夫と2人暮らし
【私を変える小さなトライ#40】後編
オーバーワーク気味だったのも解消されて

柔らかいのにコシがある、香川のうどんが食べたくて/ローグさん提供
秋に「うどんを食べたい」という理由のみで行った香川県では、5日間の滞在中にさぬきうどんを7食食べたといいます。
「こんぴらさん(金刀比羅宮)にも詣でました。金刀比羅宮本堂までの785段はなんとか登れましたが、そこからさらに登った932段目にある白峯神社で引き返し、最終地点の奥社・厳魂神社は断念しました。その日はヘトヘトに疲れてぐっすり眠ることができました」

金刀比羅宮への階段/ローグさん提供
自宅で仕事をするときは、朝、起きるとすぐにパソコンに向かい、夜中までデスクワークが続く日々。ワーケーション先では午前中に遊んで、夕方から夜にかけて仕事をします。普段より睡眠時間は短くなってしまいますが、メリハリがついて、仕事もはかどったそうです。
「ずっと、自分の限界を超えてまで仕事をしてしまうクセがあって、オーバーワークで記憶が飛んでしまうこともありました。仕事はやりがいがあって、楽しいのですが、『壊れかけのパソコンを修理せずに、無理に再起動して使い続けている』ような、そんな感覚を覚えていました」
薄氷を踏む危うさを感じながら仕事を詰め込んでいたローグさんですが、滞在先のコワーキングスペースでは、同じようにリモートで働く人たちがいました。周りの人がメリハリを付けて作業する姿を見ては、「自分も無理せず頑張ろう」と前向きな気分になれたといいます。
ぎくしゃくしていた夫との関係性も気にならなくなった
思い返すとコロナ禍以降、夫も在宅勤務なので一日中顔を合わせ、昼も夜もご飯を作らなくてはいけないことがストレスでした。
夫との関係性にも悩んでいました。
「私は夫が好きですし、よく話し合っている夫婦だとは思います。でも……私がどれだけ苦しんでいても、夫は寄り添ってはくれない。そこには超えられない壁があるんです。22年のあれこれが積み重なって、もう別居するしかないのかな? と思うほど追い詰められていました」
そんなローグさんに一筋の光をもたらしてくれたのが旅でした。
「旅に出かけて帰ってくると、不思議とモヤモヤが消えて、心の中は楽しい気持ちで満たされている」そんな心境の変化が、ローグさんの日常にもよい影響を与えたのです。
「旅をすることで、『自分が今持っている幸せ』について再確認できたし、戻る場所があるからこそ、旅は楽しいんだということにも気づくことができました。あと、これまでは夫と一緒にいる時間が長すぎたんだなっていう単純な事実にも気づきました(笑)」
日常の生活では出会わない、「旅人」たちと交わす言葉の中に、人生のヒントやエッセンスが潜んでいることもあって、一期一会の旅の醍醐味を楽しんでいます。

美しい栗林公園/ローグさん提供
いくつかの旅を経たローグさんは、「今、やっと自分自身のために生きている」という実感を持つことができるようになりました。それは自分の魂のありようを探す旅でもあり、子どもの頃、母と出かけた楽しかった旅の記憶の回収でもあったのです。
「50歳になろうとする今、前半生の記憶をたどるのは、人生を整理するための大切な時間です。そして、ひとり旅をして『自分の時間を自分だけのために使う』ことによって、魂が生き返りつつあるのを感じます」
そう教えてくれました。
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白髪染めをやめた。矯正を始めた。ドライヤーを買い替えた。骨密度検査をした。習字を始めた。寝る前にストレッチを続けている。資格を再取得した。ママ友と温泉旅行に行った。2㎏やせた。子どもとオンライン英会話を続けている。断捨離した。終活してる。離婚を決意した……などなど、どんな小さなことでも大丈夫です!
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■編集部より■
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