モラハラ夫が突然死。「隠された真実」を突きつけられても、呪縛がとけなかった44歳専業主婦が「自分だけの人生」を見つめ直すまで

2026.01.29 LIFE

日々が飛ぶように過ぎていくなか、自分のあり方に漠然と迷う40代50代。まるでトンネルのなかにいるような五里霧中ですが、そんななか「ほんのちょっとしたトライ」で自分のあり方を捉えなおすには、「最初の一歩」に何をしてみればいいのでしょうか。体験談をご紹介します。

◀◀この記事の前編 「『お前からすべてを奪って、ただのオバサンにしてやる』モラハラ夫に朝まで説教され、思考停止していた40歳専業主婦。『自分の人生』のために最初にしたこと」

 

◾️サヤカさん
大阪府在住の49歳。25歳の長男、20歳の長女、15歳の次男、7歳の三男の5人暮らし

【私を変える小さなトライ#44】後編

 

 

「夫と2人きりが怖い」。いつかの熟年離婚に備え、貯金

夫の帰宅が朝3時や4時になる日が続き、サヤカさんの精神はどんどん追い詰められていきました。仮面夫婦ではありましたが、夫の会社の役員に名を連ねていたことで、自分名義の銀行口座には役員報酬が振り込まれていました。そのため、経済的に困窮することはありませんでした。
「今は子どもがいるからまだいいけれど、夫と2人きりになったら怖い。今のうちに貯められるだけ貯めて、子どもが大きくなったときに離婚できるよう、賢く防衛しながら準備していこう」 。そんな思いで貯金を始め、“いつかの自立”に向けた水面下の準備を開始します。

夫が帰宅すると、夫のいる側の腕だけに発疹が出るようにもなりました。日常生活では、お金の使い道や外出先、誰と会ったかまで細かくチェックされました。財布やスマホも、それまでは無防備にテーブルの上に置いていましたが、モラハラ関連の本に「モラハラをする人は弱みを見つけるのが好きなので、私物は見えない場所に置きましょう」と書かれていたため、それ以降は隠すようにしたそうです。

 

 

夫が心筋梗塞で急逝。不倫が明るみに……

サヤカさんが44歳のとき、夫は突然、心筋梗塞で亡くなりました。 遺品を整理する中で、夫が自分の会社に愛人を引き入れ、不倫していた事実が明らかになります。

朝帰りが続いていたことも、人が変わったようになっていたことも、すべてが腑に落ちました。 「ああ、そうだったのか……」 これまでの言動の理由が分かる一方で、 「夫婦として、私は彼を助けてあげられたのではなかったのか」 「どこかで自分が行動を起こしていたら、未来は変わっていたのではないか」 と、自分を責める気持ちも湧き上がってきました。さまざまな思いが交錯して心の中はぐちゃぐちゃで、何をすればいいのかさえ見失っていました。

そんなとき、加入していた保険会社のカウンセリングを受けることになります。配偶者を死別で失った人は、3年間、月1回の無料カウンセリングを受けられる特典があったのです。

 

 

カウンセリングで心の葛藤を整理する

「妻として責任があったのではないか」 「なぜ助けられなかったのだろう」 「どの時点でがんばっていればよかったのだろう」 そんな思いをカウンセリングで吐き出し、絡まった糸を少しずつほぐしていくうちに、 「夫が自分の意志で選んだことなのだから、私が不倫を止めることはできなかった」 と納得できるようになり、心の整理がついていきました。

結婚生活の中で、行き先や友人関係まで報告させられ、友人とランチに行くことすらビクビクしていたサヤカさん。世界はどんどん狭くなっていきました。「ずっと、手足に重い鉄の玉をのせられているように感じていた」と振り返ります。 だからこそ、夫が亡くなり自由になったはずなのに、しばらくは何もできない状態が続きました。

「自分は何が好きだったのか」 ――そんな問いを自分に向けるところから、再出発が始まりました。

 

 

家を拠点に、人の集まる場作りをしていきたい

カウンセリングで少しずつ心の平穏を取り戻していくなかで、サヤカさんは「花が好きだった」ことを思い出し、46歳からの2年間、毎週1回イギリス式フラワーアレンジメントの教室に通いました。資格を2つ取得し、講師として活動を始められる体制も整えています。現在は生花だけでなく、プリザーブドフラワーにも興味を広げているそうです。

「自分の持っているものは何か?」を考えたときに、「一軒家」という資産は大きいと思いました。

「まだ下の子が小さいので、すぐに何かを始めることはできませんが、将来的に家を活用して人を集められるような場を作り、人を癒すようなお仕事をしてみたいと思っています」

モラハラ夫との関係を乗り越えた経験を生かし、誰かの力になりたいという気持ちが芽生えているといいます。

 

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白髪染めをやめた。矯正を始めた。ドライヤーを買い替えた。骨密度検査をした。習字を始めた。寝る前にストレッチを続けている。資格を再取得した。ママ友と温泉旅行に行った。2㎏やせた。子どもとオンライン英会話を続けている。断捨離した。終活してる。離婚を決意した……などなど、どんな小さなことでも大丈夫です!

 

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■編集部より■

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