都会のど真ん中でデトックス体験!大手町の「星のや東京」でストレスフリーに
絶景やご当地グルメ、温泉など旅の楽しみは様々ですが、やはり宿選びは大きな決め手。ここに行けば間違いない!という“ほんとうに泊まりたい宿”をご案内します。第10回は東京大手町にある温泉旅館「星のや東京」です。東京のど真ん中で楽しむデトックス体験はいかがでしょう。
身体が喜ぶ美食でストレスフリー!
この宿に泊まる目的は、何といっても浜田統之料理長の料理をいただきたいから! 浜田料理長はフランス料理界で最も権威あるコンクール「ボキューズ・ドール国際料理コンクール」で日本人初の総合3位、魚料理部門ではトップを獲得したという実力者。2017年からディナーコース(宿泊者のみ)は新しいスタイルの料理「Nipponキュイジーヌ」を提供しています。
その内容は、日本の食文化を支えてきた魚に特化したもので、フランス料理の高い技術で、魚の骨や捨てられてしまった部分まで余すところなく調理に利用するというもの。今回いただいた料理の一部です。
【石】「五つの意思」
小さな大理石の上にひと口サイズの5つの前菜が酸・苦・辛・塩・甘の五味をテーマにしています。鰺のタルタルや伊勢海老のクリームコロッケ、鮪や水蛸、鰊が思いもよらない食材との組み合わせで登場しました。
【灯】「あん肝」
まず料理のプレゼンテーションからびっくり。おもむろに運ばれてきた提灯の中から料理が提供されるのです。じっくり熟成させたあん肝と金柑などの柑橘の酸味が融合します。
【鮮】「春菊と牡蠣」
軽く火を通した牡蠣にサーロインを巻いて、春菊のコンソメスープを注ぎます。フレンチでは定番という牡蠣と牛肉の組み合わせに、青々とした春菊の香りと味が加わります。
【和】「鰆」
鰆の冷燻を炭火であぶり、卵黄とともに。炭パウダーの文字、エディブルフラワーを敷き詰めた大根ピールのマリネがお洒落です。
次はどんな料理が出て来るのかというわくわく感、驚き、口福。手をかけてほんとうに美味しいものを突き詰めた料理は、体の細胞を活性させてくれるようで、しあわせ指数大幅にアップ! まさにストレスフリーな瞬間です。
ビルに囲まれる温泉でリラックス!
地上17階、地下2階、「塔の日本旅館」と呼ばれる星のや東京は、大手町の高層ビル群に囲まれています。玄関で靴を脱ぎ、畳を踏みしめながら客室へ向かい、ジャージー素材のキモノに着替え、真白い障子に囲まれる和の空間にいると、ここが都会の真ん中であることを忘れるほどです。
オフィスワーカーを尻目に、ここで寛ぐ優越感は言葉では表現できないほど。そして地下1500mから湧き出る天然温泉! 最上階にある温泉には露天風呂があり、見上げる空は東京の空なのに、どこか遠くの異国の空のようにも見え、不思議な体験。かすかに耳に届く喧騒さえも心地いいメロディに。温泉の泉質は、含よう素−ナトリウム−塩化物強塩温泉。潤い効果が高いメタケイ酸を多く含むとろりとした湯で、肌はツルツル、リラックス&美肌を目指せます。
オイルトリートメントで温泉効果をアップ!
温泉で体を温めたあとは、さらにスパトリートメントで日ごろの疲れを落としましょう。流れるようなオイルトリートメントで、背中や脚、腕などをじっくり。自分では意外とわからないのが自身の身体。メンテナンスの時間は自分を見つめる時間でもあることを実感します。なにより温泉効果がプラスされて、気持ちいいこと。トリートメント後はベッドでぐっすり休めます。
さらに翌日は目覚めスッキリ! 早朝は「めざめの朝稽古」に参加してみましょう。江戸三大流派のひとつ「北辰一刀流」の剣術の所作と深呼吸を組み合わせたストレッチプログラムで、身体がしゃっきりします。朝7時、目覚めていくオフィス街を肌で感じながら、自分の身体をしっかり起こします。それにしても、早朝から出勤する人の多いこと。こんな近くにいるのに別世界で素敵な時間を過ごしている自分が嬉しくなります。
星のや東京では「脱デジタル滞在~武士の鍛錬~」という現代社会のストレスを忘れてリフレッシュする体験も用意しています。チェックインの時にデジタル機器を預けて、北辰一刀流師範による剣術稽古で心身の鍛錬をします。デジタルの渦のような大都会で、スマホを手放す解放感をぜひ味わってみてください。
星のや東京
東京都千代田区大手町1-9-1 ℡ 0570-073-066 (星のや総合予約)
1室1泊 72,000円~(税・サービス料10%込、食事別)
星のや公式サイトはこちら
スポンサーリンク