東大生は、東大生YouTuberの炎上をどう見ている?果たして「本当に高学歴は恵まれている」のか

能力主義は正義か?

当該教授の投稿から引用する。

 

「今回痛感したのは自己責任論の蔓延です。努力により高学歴を獲得したのだから、高学歴でない人よりも高い地位・収入に値するというわけです。本人の先天的資質の相違、家庭・学校環境の相違、入試の運・不運などが全く視野に入っていないようなのです。」

 

東大に入ると「あなたたちが東大に入れたのは環境も影響している」といった話を聞かされる。住んでいる場所や親の所得など、本人の実力や努力と関係ない要因で現在の生活があるという主張である。そんなことは当たり前だが、東大教授の中には「だから、他人のために何かしろ」と公の場で述べる者もいる。

 

九大教授の投稿には「努力により高学歴を獲得したのだから、高学歴でない人よりも高い地位・収入に値するというわけです」とあるが、「高い地位・収入に値する」なんてどこの誰が言っているのだろうか。聞いたことがない。

 

失敗や成功を他者の責任にするより、自己の責任にする方がよっぽど健康的な考えであるように思う。勉強で成功をした者は「自分は恵まれていた」と考え、恵まれていない人に思いを馳せなければならないのか。

 

小学校の頃から毎日SAPIXに通わされ、ゲームや漫画、怠惰な時間に勤しまず、勉強ばかりして偏差値の高い大学に入ったことが良いことなのか。勉強せずに遊んでいられた中学生活だって、環境に恵まれていると言えるだろう。なぜ受験でうまくいったことを「恵まれている」と他者が勝手に決めるのだろうか。

 

大学名や学歴に拘り差別しているのは、教授たちも同じではないか。大学受験に興味がない人間だって世の中には大勢いるのに。

 

 

 

■編集部より

東大生について知りたいこと、そのほかお子さんの塾や勉強にまつわるお悩み相談など、さんきゅう倉田さんへ聞いてみたいことをぜひ教えてください!

 

 

『お金持ちがしない42のこと』さんきゅう倉田・著 990円(10%税込)/主婦の友社

さんきゅう倉田さんの連載をまとめた電子書籍。kindle unlimitedメンバーなら無料で読めます!

アマゾンはこちらから

 

1 2 3