【男が逃げた理由】「結婚前提で」に浮かれていた40代独女の悲劇【アラフォーダメンズ婚活日記 vol.3】
オトナサローネ婚活記事ファンの皆さま、こんにちは。青山ちかと申します。
私はマッチングアプリを使ったアラフォー婚経験者。婚活中は、それはもう数多くのダメンズを見てきました…。そこで、私が実際に出会ったダメンズをご紹介していきたいと思います。数々の失敗から学んだ教訓などもお伝えしたいので、ぜひお読みください。
第3 回目はアプリでマッチングした、同い年、東京市部住み、バツイチ子なしというプロフィールの男性とお会いしたお話です。
その人は、見た目がカッコよくツボだったのですが、家が遠いということと、年収が書いていないため「怪しい」と思い、一度もらったイイネをスキップしていました。ところが私がアプリに再登録をしたときに、再度イイネをもらい、「前にも登録していましたよね。前からイイナと思っていたので、ぜひ今度こそ!」と言われてマッチングしたのです。港区タワマンさんとお付き合いをしてアプリを一度やめたものの、撃沈して出戻っていた私は、好みの和顔、当時浦ちゃんで流行っていた桐谷健太似のスポーツマンタイプであるということと、そのような巧みな言葉と魅力的な見た目についつい引っかかってしまいました。
LINEでやり取りをすると
LINEで繋がり、本名を聞くことができました。
その名前は武士のような名前で日本にも300世帯ほどしかいないような珍しく。
以前、大河ドラマの『龍馬伝』も見ていて桐谷さんファンだった私は、ちょっとのぼせてしまいました。
私は、事前チェックで本名を明かしてもらうとまず「怪しいんじゃないか?」という疑いのハードルが少し下がってしまうのです。
彼(以下、武士さん)は、全身の写真しか載せていなかったので、もう少しアップの写真を送ってもらいました。うん、かっこいい。好みの塩顔に、サッカーが趣味というスポーツマン体型で若々しいです。
「武士さん、この写真でも、浦ちゃんにほんとに似てますね・・・。ところで、離婚していてお子さんがいないということですが、子どもは欲しくないのですか?私、もう子どもは無理だと思うんですが・・・。あと、家も遠くて、どうなんでしょう?」
「家は中央線の端っこで遠いけど、会社は都内の真ん中だから。大丈夫ですよ。そっちの方に彼女がいたこともあるし」
「そうなんですね~」
今は家は遠いけど、将来一緒に住むなら確かに彼も職場が近くなって悪くないのかも。
会う約束をするまで、毎日朝晩、LINEをしていました。無難な癒し系なスタンプを送ってきてくれます。
男性には珍しく、空欄だった年収を推測するために、学校はどちらだったんですか?と聞くと、「三流大学ですよ~」と武士は言いました。
「おかしいな。三流大学卒であの通信会社には勤められないはず・・・」とちょっと疑念が。
後からそこに勤めている先輩に聞いてちょっと調べてもらうと、その人は有期雇用の契約社員だったようで、実は結婚するには心もとない収入だったみたい。
先に分かっていたら良かったのですが、その事実が分かったのは全てのことが終わってからでした。
そんな疑いを持つも、感じの良さと定期的な連絡に会う前から心を奪われていきます。
会う前に電話をしてみよう
そもそもアプリ婚活においては、アラフォーの私が、同い年のイケメン男性からなんてほとんど声がかからないのが通常です。
なので、まだ怪しんだ私は、「事前に電話をしてみたいな」と伝えます。
「ちょっと待ってね。通勤に1時間はかかるから」と言われ、22時過ぎに電話をすると、妙に外の音が。
「ん?外で電話してます?」
「うん。父と一緒に住んでいるからね~」
と言われ、なんか怪しいなぁと思いました。電話の後に、
「えっと、ベッドの写真を撮って送ってくれる?」
というと、スルー。「もう電気消しちゃったから。朝早いから・・・」と言われて。さらに2度ほどベッドの写真を送ってもらいたいと伝えたのに、毎回スルーされました。おかしいな。ベッドの写真くらい簡単に撮って送れるのに。
もしかして、既婚者かな?真剣というのは嘘なのかな?
いろいろと疑いが晴れません。
とはいえ、
「1回会ったらお互いにいい歳だから、結婚を前提に付き合おうね!」と言われ、私は気持ちが高揚してしまうのを止められませんでした。
お父さんが急病に
土曜の夜に会う約束だったのですが、「今晩楽しみだな!手くらい繋げるかな?」と言われ、私が「うーん、初対面でそれはどうだろう。やっぱり、お酒なしにしません?」と提案すると、なんとその日の昼間に、「ちょっと急に父が倒れて、今日はダメになった」とラインが入りました。
お父さんが倒れて・・・。心配です。
その後、どうなったかの連絡やリスケの約束が入るのかと待っていましたが、待てども連絡がなし。
しょうがないのでこちらから聞いてみました。すると、「ごめんね・・・父親は平気だったんだけど、しばらく週末は、地元で予定があって」と。
うーん、モヤっとする~。今思えば、ここで「リスケの提案をしない男なんて!本気じゃないんだ!」と切っていたら良かったんですよね。後から思うと、お父さんが急病に、というのも全く低レベルなドタキャンの言い訳だったのです。きっとお酒を飲んだ勢いでコトに及びたかった武士は、お酒が飲めない、初回から手は繋げない、と言ったった私にガードの硬さを感じ、キャンセルしたのでしょう。
それにも気づかない婚活初心者の私でした。すっかり会ってもいない人を信じちゃっていたのです。
実際に会ってみると
結局その後、平日の夜に、私の地元で一度飲むことにしました。
指定した居酒屋で先に待っていた武士さんは、なぜか黒縁の伊達メガネ。ラインで話が盛り上がってしまい、その日はうちに泊まっていく約束でした。
「あれ?なんで眼鏡なの?」
「あ、そういうときもあるんだ」
「名刺、ちょうだい。やり取りをしていたとはいえ、ラインだけで実際会うのは初めてだからね。まだちょっと怪しんでいるんだ」
「あ、ああ。これ、古い前の部署のだけどこれでよければ」
なんか抵抗感を持っている感じだけど、何とか渡してくれたわ。
うん、名前と勤務先には偽りがないみたい。
どんな話をしたのか、お酒好きでガバガバビールを飲む武士さんに合わせて飲みすぎてあまり定かではないですが、「本名で、会社名が正しいと分かった」ということと、「どんな結婚式をしたいか」なんて話で浮かれてしまっていたのを思い出します。
ようやく会えたし、今日は泊まっていける。これからは結婚を前提にお付き合い開始だ。
そういう高揚感が生まれ、私はすっかり油断をしていました。ところが家に上げて、事が済むとなぜか、
「今日は帰るよ。妹の子どもがちょっと大変みたいで・・・」と言い出して武士は身支度をしました。
「なんで?こんなほぼ終電の時間に帰っても妹の子どもの面倒なんて何も見れなくない?」
びっくりです。
「その代わりまた明後日来るからさ!」
「そ、そう?そうならいいけど・・・」
とっても不安でした。でももう今日はしょうがない。明日になれば、きっとこの違和感が何だかわかるはず。
その日はその胸騒ぎを気にしないようにして、眠りにつきました。
翌日。悪い予感通り、いつものような通勤中の朝のラインが来ません。
明らかにおかしいです。してやられた感が満載です。
こちらから何度かLINEを送ってみると、未読が続き、途中からなんとブロックされていました。
やられた!と、悔しくって、名刺に書いてあった会社のスマホのショートメールに、
「ちょっとなんとかいいなよ。身体目当てだったんでしょ、あなた」というと、ビビって「え?」と、連絡が来ました。
「もうさ、いいけどさ。どうせ既婚者だったんでしょう?そういうこと、やめなよ」
「あ、いや、違うけど・・・うん、ごめんね」
それっきり、武士さんとやり取りをすることはありませんでした。
しばらく眠れない日々が続きましたが、あるとき私の夢の中に武士さんと、家族が楽しそうに東京の郊外で、ファミリー仲良くキャンプをしている絵が浮かんできました。
はあ、既婚者だったなら最初からそう言えばいいのに・・・。どうして真面目に婚活をしている人をだまそうとするんだろう。
後日、友人にこのことを話すと、
「武士はただ、したかったんだよ。タイプだった、というのは、抱いてみたいだけのタイプということ。そのためにいろんな嘘をついたりして、ちかちゃんを落とすゲーム感覚だったんだよ。真剣な人は、会ってすぐ付き合おうとか、すぐに手を繋ぎたいとか、LINEで言わないから。そういう奴いるから気をつけな」と言われました。
そんな人でなしが世の中にいるなんて、驚きでした。さっそくアプリの運営側に通報しました。
しかしアプリでもブロックされていて跡形もなかったため、その後どう対処されたかは分かりません。
「自分の身は自分で守らなくちゃいけない」
この手痛い経験をしてからは、私はもっともっと慎重に婚活をするようになりました。
教訓
このことから学んだことは、
・マッチングアプリには、既婚者や身体目当ての男が紛れ込んでいる!
・イケメンや年下には原則気をつけたほうがいい
・どんなにLINEや電話で感じが良くても、実際の行動から見抜く
・ドタキャンして、リスケを提案しない人は本気ではない
・家が遠い場合、早めにこちらから相手の家が実在しているのかなどを確認したほうがいい
ということです。
この記事を読まれた皆さまがこのような男性を早めに見抜いてこのようなことがないよう、応援しています!!
私はこの経験以降、既婚者やヤリモクはすぐに気づけるようになりました。手痛い経験でしたが、このような婚活詐欺にはご注意を。
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