みんなはどこまでしてる? 40代女性「おひとりさま行動」実態調査
あなたは“おひとりさま”で、どこまで行動できますか?
かつては、女性ひとりというとなんとなく「さみしそう」「ぼっち感」のイメージが強く、行動を躊躇してしまう傾向がありました。
さらに「女性ひとり温泉宿に宿泊」なんていうと、宿の人にワケアリの事情を疑われた時代も……。
ところが近年はどうでしょう。
温泉宿はもちろん、カラオケ店や焼肉店、ファミレスなどでも専用のビジネスが展開するなど、世間はすっかり“おひとりさま”にやさしい世の中に変わってきている模様です。
もはや「カラオケ」「映画」は“おひとりさま”の定番
お話をうかがっていて結構ご意見が多かったのは、ひとりカラオケでした。
「ストレス解消のため、たまにひとりカラオケします。個室で周りの目もないからぼっち感もないし、何より曲の順番待ちをしなくていいのがいいですね」(メーカー・42歳)
「友人と行った時には歌えないマニアックな曲も選べる自由度の高さがいい! 気分はジャイアンリサイタル(笑)」(不動産・43歳)
かつては「グループで行くもの」というイメージだったカラオケが、現在はすっかり“おひとりさま行動”の定番に。中には「昼寝やひとりランチ用の個室」(IT・43歳)として使う方もいらっしゃるようです。
「昔も今も、映画館は基本ひとりで行きます。最近はネットにレビューを書いて、映画好き仲間たちと情報を共有するのが楽しいです」(メーカー・45歳)
「デートの時にお互い観たい作品が違った場合は、相手にゆずります。自分が観たい作品は、あとでひとりでゆっくりと」(IT・43歳)
ひとり映画館については、今も昔も“おひとりさま行動”としてハードルの高いものではないようですね。
デートで自分が観たい作品を優先したばかりに鑑賞中横でグースカ寝られるよりも、ひとりでじっくり観る方が気持ちも楽ですしね。
「女性ひとり旅」のハードルが下がった
「20代のころ、ひとりで温泉宿に宿泊した時のこと。私は気分転換で楽しむつもりだったのに『世の中いろいろなことがあるからねぇ……がんばってね』と、仲居さんや布団敷きの方に変に励まされたことがあります。私、そんなにうつろな顔してた!? 」(主婦・45歳)
まだ“おひとりさま”が浸透していないころ、ひとり旅の女性といえば何らかの事情を抱えた要注意人物と思われがちでした。サスペンスドラマじゃないんだから……。
しかし現在はどうでしょう。
「たまの週末に、ふらりと近場の温泉に一泊。上げ膳据え膳のプチ贅沢を楽しんでいます。特典がついている『おひとりさまプラン』がある宿は要チェックです! 」(メーカー・42歳)
「海外ひとり旅は年1回のお楽しみ。いろんな国の美味しいものをいっぱい食べて、摂取カロリーをお土産にして帰ります(笑)」(金融・40歳)
「グループ旅行では行動が制限されてしまうこともあるけど、ひとりだと自分のペースで自由に動けるのがいい! 」(IT・43歳)
国内・海外問わず、女性ひとり旅の敷居はずいぶんと低くなりました。これは、自立した女性の増加にともなうニーズの変化によるものなのかもしれません。
「読めなかった地図や、慣れない土地の交通事情もスマホで一発検索。さらに海外では翻訳アプリも大活躍! 」(IT・43歳)
めまぐるしいスマホ機能の進化も、ひとり旅の難易度を下げる要因のひとつともいえるでしょう。
焼肉やライブだって“おひとりさま”はイケる!
「この前ひとり焼肉に挑戦しました。肉を焼くのと食べるのに忙しくて、周りの目を気にしているヒマもありませんでした(笑)」(金融・40歳)
「誰を誘っても興味を示してもらえなかった、ちょっとマニアックなアーティストのライブ。思い切ってひとりで行ったらノリノリで楽しかったです! 」(IT・43歳)
周りの目が気になって躊躇していた行動も、思い切ってやってしまえば何てことはないようですね。
「フレンチ店で、40代くらいの上品な女性が幸せそうにフルコースを満喫している姿を見て、素敵だなあと思いました。私も機会があったらやってみたいな」(サービス・40歳)
「女性のひとりディズニーってけっこういるみたいですね。デートではカレと乗り物やパレードのことでいつもモメるので、いつかひとりでパレードをじっくり見たい! 」(不動産・43歳)
女性の“おひとりさま”行動は「孤独」な印象があるのかと思いきや、案外周りから見ると何も感じないどころか、むしろかっこよく見えているようです。
ひとりでも楽しい、ひとりだから楽しい
「昔から今も変わらずひとりでできる」「過去はできなかったけど今はできる」「これから挑戦してみたい」など、40代女性の“おひとりさま行動”について、いろいろなご意見をうかがいました。
その中でも特に気になったご意見をピックアップして、今回はおひらきにしようかと存じます。
「ディズニーランド以外の遊園地。としまえんとか東京ドームアトラクションズ(旧:後楽園ゆうえんち)、地方の小さな遊園地とか。究極はひとり富士急ハイランド!
つまり、ファミリー向けのレジャー施設をひとりで楽しめるようになれば、“おひとりさま”女性として無敵になれるような気がします」(専門サービス・46歳)
とりあえず私は、ひとりカラオケからはじめてみようかと思います。
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