2020春「若見えボブ」で顔型・髪質の欠点カバー!5スタイル
ボブは大人女子に一番人気のヘアデザイン。スタイリングがカンタンで、乾かすのも短時間。さらにまとめ髪にすることもできるので、多忙な40代女性にウケるのも納得です。
でも、Aラインの肩レングスにカットすればイイと思ったら大間違い。ボブはちょっとした長さの違いやシルエット、前髪の有無で、あっという間にオバ髪に!
おばさんボブを回避するには、髪型や髪質に合ったデザインをチョイスするのがオススメです。今回もLaf from GARDENの加藤貴大さんのスタイルを参考にしながら解説します。
【顔幅が広い】→前上がりふんわりレイヤーボブ
横広がりな輪郭をごまかしたい人に最適なのが、ひし形シルエットを意識した、フワッとしたストレートタッチのボブ。
「顔まわりに髪をかぶせてカバーするのは、輪郭カバーはできても老け顔に見えてしまいがち。表面のレイヤーでふんわり感を出しながら、大人っぽいひし形シルエットにすれば、気になる輪郭をカバーできて、若さをプラスすること間違いなし!
また、前髪は斜めバングにするのが正解。こめかみラインからサイドのレイヤーをつなげることで、小顔効果も高めます。おでこが狭い人はノーバングにするのもアリ」
■オススメの髪質:クセ無し、少し柔らかい
■オススメの顔型:丸型、ベース型
【クセ毛・面長】→ひし形ランダムレイヤーボブ
フェミニンオーラ漂うウェービィボブは、大人女子に最も多いクセ毛・面長タイプにおすすめ。
「やや前下がりのボブベースのスタイルです。面長顔の場合、前髪を作るとカンタンに回避することができますが、長め前髪が好みの女性が多いのも事実です。そんな人には、長めに残した前髪をいつもの分け目と逆にして、顔のラインをほんのり隠すデザインにしてみて。
また、顔まわりのカールはアイロンで外巻きに。レイヤー全体にしっかりカールをつけることで、うねりやクセも気にならなくなります」
■オススメの髪質:クセあり、普通
■オススメの顔型:面長型、卵型
【髪が多い、硬い】→切りっぱなし風グラデボブ
カジュアルさの中にも品の良さを感じさせるクールボブは、髪が多く、多めにレイヤーを入れるとハネやすくなる硬毛向き。
「毛先にグラデーションを入れることで襟足がタイトに仕上がり、広がりやすい髪を解消。硬くて多い髪ならではの、まとまりにくい毛先もきれいま止まります。
また、表面にほんの少しレイヤーを。これだけでふんわりとソフトな質感が出せます。
スタイリングはストレートアイロンで内巻きワンカールするだけ。片側を耳掛けすると耳後ろの毛先が外ハネになり、今っぽいデザインが楽しめます」
■オススメの髪質:多い、硬め
■オススメの顔型:丸型、ベース型
【薄毛、細毛】→ニュアンスカールボブ
トップから毛先に大きなうねりを描いた、ふんわりボブ。実はコレ、髪が細くて少ない人に最も支持されているデザイン。
「毎日アイロンを使ってセットしていると、細毛さんは特に髪を痛ませてしまう原因になります。そのままの状態だと自分のやってみたい髪形の幅も狭くなってしまうため、極ゆるパーマでふんわりさせて、スタイリング方法で束感や艶感を楽しむのがベストです。
パーマは根元は避けて、中間〜毛先にワンカールでOK。ペタ毛になりやすい髪は根元に立ち上がりをつけたがりますが、スタイリングでクシャっとさせた方が良いでしょう。
また、トップの分け目はこれまでの分け目から少し場所を移動、もしくは逆にしてみて。気になる地肌が見えなくなります」
■オススメの髪質:細毛、柔らかい
■オススメの顔型:丸型、面長型、ベース型
【直毛、硬い毛】オーバルラインボブ
硬くで動きがつけにくい直毛さんは、ストレートを最大限に生かしたボブで若見えに。
「毛先に重さを残したAラインボブにすると、顔のたるみを強調しがち。これを回避するため、毛先を軽くしてオーバルシルエットに。リフトアップ効果が狙え、髪の多さもカバーすることができます。
前髪は眉ラインのショートバングに仕上げました。フルバングにすると若作り感が出てしまうため、横にボリューム感を出しながら、隙間を作ったショートバングにするのがコツ。面長顔も同時にカバーできます。
前髪に抵抗のある人は、内側に薄めの幅でダブルバングを作り、前髪ありもなしも楽しめるスタイルにしてみて」
■オススメの髪質:多毛、直毛、硬め
■オススメの顔型:面長
タイプの違ったボブ5種を紹介しましたが、全てに共通しているのは「ひし形シルエット」を意識すること。というのも、毛先が広がったAラインボブは顔の重心を下げてしまい、老け顔を強調させてしまうから。
この点に注意をして、自分に似合うボブをチョイスしてみてはいかが?
解説&ヘアデザイン
OLや主婦層からの支持が高く、顧客の多くは40〜50代の女性。フェミニンなスタイルを得意とし、中でもパーマスタイルの評価が高く、顧客の多くはパーマをオーダーするほど。「ツヤ、透明感、柔らかさ」を意識したスタイル作りのために、カットやパーマ技術だけでなく、日々の薬剤研究も欠かさない人気美容師。
スポンサーリンク