
「しばらく」ではない!「漸く」の読み方、知っていますか?
日常にある言葉の中には、誰もが読めるように、平仮名で書かれるのが一般的となった言葉があります。ただ、そうなると、元々あった漢字で書かれた途端に「え、こんな言葉あったっけ?」と戸惑ってしまうことも…。
そこで本記事では、意外と読めない漢字クイズを出題します。
「漸く」の読み方、知っていますか?
「漸く」の読み方は?
「氵(さんずい)」に「斬る」と書く「漸く」。でも日常生活において、「漸」はあまり目にする漢字ではありませんよね。
「〜く」という送り仮名がつく言葉を探し、「しばらく」という読みが思い浮かんだ人もいるかもしれませんが、「しばらく」は間違い。「しばらく」は漢字で「暫く」と書きます。この「暫く」と「漸く」、よく間違われる漢字です。
正解は…
正解は「ようやく」です。
「漸く」とは
1 長い間待ち望んでいた事態が遂に実現するさま。やっとのことで。
2 苦労した結果、目標が達成できるさま。かろうじて。何とか。
3 物事がしだいに進行して、ある状態になるさま。だんだん。
4 ゆっくりと。おもむろに。出典元:小学館 デジタル大辞泉
を意味します。
「しだいに」を表す「漸」
「漸」という漢字には
①ようやく。しだいに。
②すすむ。少しずつ進む。引用元:漸|漢字一字|漢字ペディア
という意味があります。
漢字の成り立ちについて調べてみると、『角川新字源 改訂新版』では、「漸」は形声漢字(音を表す一字と意味を表す一字でつくられた漢字)であり、元は川の名とあります(また「流れる水」を表す「氵(さんずい)」+「斬る」で、「水の流れを斬り、徐々に導き通す事」を意味していたという説もありました)。
川の名を借りて、「少しずつ進む」を意味するようになり、その結果「ようやく」を表すようになったとあります。
「やっと」を漢字で表すと…
「ようやく」と同じように使うことができる「やっと」という副詞にも「漸」が使われます。「やっと」を漢字で表すと「漸と」と書きます。「漸く」以上に漢字で書かれているところは見ませんが…。
★この漢字にもチャレンジ!
答えを知りたい方はこちら
スポンサーリンク
【注目の記事】
- 「一度使ったらやめられない」人気スタイリストも40代編集もリピ買い中の『涼ブラ』って?「滝汗でも不快感なし」「つけ心地がラクなのに~」続々と魅了される理由とは?
- 白髪染め迷子だったアラフィフ編集部員が体験。パサつく、色が抜ける・・・ホームカラーのイメージを覆す“クレイパック着想”の白髪染め 驚きの染まりとツヤのワケとは
- 「お値段にも納得いく手応えです」あのシーズ・ラボのサロンケアが「本当に自宅でできてしまう」1台13役の最新鋭※マルチ美顔器の「ほんとにすごいところ」とは
- 美味しさの決め手は植物油!~油の達人に聞く植物油の魅力 vol.9/@和乃食 ここから【オリーブオイル、サラダ油、菜種油】
- 「急に老けた!?」と悩む40代、50代必見! 編集部員がリアルに実践「毎日キレイを保つ」お手入れ法
- 白髪に悩む40-50代女性が「泡クリーム」タイプの白髪染めをセルフでお試し!「もっとはやく使えばよかった」後悔の理由とは?
- 美味しさの決め手は植物油!~油の達人に聞く植物油の魅力 vol.8/@サンジャン・ピエドポー【オリーブオイル、キャノーラ油】