【新型コロナ】実際にやってみた!【オンライン診療】の方法とお薬の受け取り方

2020.04.15 QUIZ

新型コロナウイルス対策の一環として、電話やメールなどの通信機器を利用した診察を実施してくれる病院が増えてきました。これは直接病院へ行かず、電話やメールなどで診察とお薬の処方を行う方法です。病院によってはビデオ通話を使うところもあります。

ちょうど先日、筆者はこの制度を利用して、診察からお薬の処方までを病院に直接行かずにやってみました。そこで学んだ具体的な方法を、みなさんに共有します。

(筆者の体験談なので、病院によって対応が異なる場合があります)

 

①通院中の病院が実施しているか確認

 

すべての病院、すべての科で実施できるものではありません。まずは、通院中の病院がオンラインを実施しているかどうかを問い合わせてみましょう。

筆者は、通院中の病院のホームページに対応を開始したというお知らせが書かれていました。すぐに病院に問い合わせたところ、メールで情報をやりとりする形で診ていただけることになりました。基本的に体調の確認と、継続して使っているお薬の処方がメインですのでお話が早かったのだと思います。その病院は、筆者の家から電車で数駅離れたところにあるので、これだけで人との接触をかなり減らせたことになりますね。

この制度はもともと、定期的に通院している病院での再診のみで使えました。ですがコロナウィルスが流行している間限定ということで、初診からの実施を認めるとつい先日発表されました。日々情報が更新されているので、初診からオンラインを検討している方は実施医療機関など最新情報を検索してくださいね。

②お薬の受け取り方を決める

いつもは、病院の近くにある薬局でお薬を受け取るという方が多いのではないでしょうか。ですが、せっかく診察を遠隔で受けるのなら、お薬もできるだけ自宅の近くで受け取りたいですよね。

筆者の場合は、病院から薬局を自力で探すよう指示があったので、自宅近くでお薬が受け取れる薬局を探すことになりました。チェーン展開している大きな薬局ですと常時取りそろえているお薬の種類も多いので、問題なく受け取れるケースが多いと思います。

ただ、筆者の場合は漢方薬で、ちょっと珍しい生薬が含まれていました。チェーンの大きな薬局では取り扱いがないということで断られてしまったんです。

このあたりが、もっとも難しいところだと感じました。いつも通っている病院の近くにある薬局の場合は、先生が取り扱う可能性があるお薬がほぼ揃っているのが利点です。

さて、筆者はその後自宅周辺の薬局を検索しまくり、漢方を扱っている薬局をひとつだけ見つけたのでそこに連絡してみました。事情を話すと、区内の漢方薬局仲間と連絡を取って、お薬を揃えると言ってくださいました。この薬局は自宅から徒歩10分ほどですので、ここでも公共交通機関を避けることができました。薬局のお気遣いが心にしみます……。

今回、筆者の場合はお薬を直接受け取る方法でしたが、郵送をやってくれる薬局もあるそうです。身近で見つからなくてもあきらめずに、まずは確実に必要なお薬を取り扱っている薬局に事情を説明してみてください。

③いよいよ遠隔診療!

病院の許可が得られてお薬のあても確保したら、いよいよ診察を受けます。病院によって電話やビデオ通話などいろいろな手段がありますが、筆者はメールで行いました。

その日の体調や前回診察からの変化、お薬を飲んでの所感などをできるだけ詳しく文章で書きます。また、舌の写真を撮影して添付しました。

診察料のお支払いも病院ごとに異なりますが、次回診察時にまとめて支払うケースやクレジットカード、銀行振り込みなどがあります。

④お薬の受け取り

診察後、病院の先生から薬剤師さんへ処方箋が送られます。筆者の場合は、処方箋到着から2日ほどでお薬が揃いました。あらかじめ過去のお薬手帳のコピーを薬局に送ってあったこともあり、かなり早く手配していただけたと思います。ちなみに、薬局とのやりとりにはLINEを使いました。写真の送付も手軽で、とても助かりました!

お薬の用意ができたら、薬局から連絡が来ます。交通機関を使わずに徒歩で薬局に行き、手早く受け取ってきました。初めてお世話になる薬局なので、保険証は忘れちゃいけません。

いつもよりお薬が手元に来るのに時間がかかると考えて、早めに動くことをおすすめします。お薬の在庫を完全に切らしてしまわず、数日分残している状態でオンライン診察と処方を受けるようにしてください。

今回お世話になった薬剤師さんからも、もしもコロナがおさまらずに引き続きオンライン診察を利用する場合は、手元に一週間分ほどのお薬を残した状態で動いてほしいと言われました。郵送してくれる薬局を利用する場合も、手配と届くまでの日数を計算する必要がありますね。

 

文章にしてみるとちょっと長いですが、やってみると難しいことはありません。今はとにかく、人との接触を可能な限り避けることが大事ですよね。接骨院の手技など遠隔では不可能なこともありますが、もしも筆者のようにお薬の処方のみであればオンライン診察を検討してみてください。

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