【クイズ】PRって何の略だか言える?意外に知らない!

2020.04.23 QUIZ

「新製品をPRする」「自己PRをしてください」など、さまざまなな場所でPRという言葉を耳にした覚えがありませんか。

 

「PR」は何の略でしょう。

 

① Personal Reality
② Public Relations
③ Promotional Relations

 

実はとても奥深いもの、関係性の構築が重要。

答えは「② Public Relations」です。

 

PRは「Public Relations(パブリック・リレーションズ)」の略で、個人や組織の存在や目指す方向が、消費者等から支持を得られるように活動することです。広告や宣伝と同義語のようにも使われたり,広報ともいわれてもいます。

PRはアメリカで生まれ・発展しました。「PRの父」とされているアイビー・リーが1904年に設立したパーカー・リー社が最初のプレス・エージェンシーです。1910年代になってPRという言葉は広まり始め、一般に普及したのは1920年代とされます。第一次世界大戦中、アメリカの国民に参戦の意義を説くため、ウィルソン大統領は「パブリック・インフォメーション委員会」を設けました。

日本でPRが普及したのは、GHQ(連合国最高司令部)が日本民主化政策のひとつして行政機関に導入させたのがきっかけ。民間では1949年に日本電報通信社(現・電通)がPRの存在や概念を紹介して以降、広報、広告、宣伝、パブリシティーなどの活動とうつってゆきました。

PRは高度経済成長への出発とともに活発化します。1964年の東京オリンピックにおいては、競技時計を担当した服部時計店(現・セイコー)をはじめとして、さまざまな業種の企業が「国民的行事」にかかわり、PR活動を展開したのでした。

いまでは広報、宣伝などが主体と考えられていますが、このようにもともとPRとは政治的なところから出発しています。「Public(公共)」「 Relations(関係)」を合わせたPRという言葉は、それを端的に表したものなのです。PR活動は子どもの作る学校新聞や、地域のコミュニティ新聞などにも表れています。

現在のPRの形を考えつつ、もし何かのPRや自分のPRをする機会があれば、受け手とよい関係性(リレーション)づくりを心がけるとよいでしょう。

 

 

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