「みょうほん」ではありませんよ!「抄本」の読み方、知っていますか?
漢字には、読み方が全く違うのに形がよく似たものがあります。そんな漢字に惑わされ、間違った読み方を正しい読み方だと思い込んでいませんか?
本記事では、意外と読めない漢字のクイズを出題します。
「抄本」の正しい読み方、知っていますか?
「抄本」の読み方は?
申請書類などを提出する際、「戸籍抄本」が必要になったりしますよね。
筆者は「抄本」の読み方を「みょうほん」だと勘違いしていました。「抄本」の「抄」の「少」の部分から、「奇妙」「微妙」などに用いられる「妙」と同じように読むのだろうと思い込んでいたのです。役所で堂々と読み間違えて、恥ずかしい思いをしたことがあります…。
正解は…
正しくは「しょうほん」です。
「抄本」は
1 原本のある一部分を書き抜いたもの。
2 歌集や漢籍の注釈書。
3 (抄本)原本となる書類の一部を抜粋した文書。戸籍抄本・登記簿抄本など。出典元:小学館 デジタル大辞泉
という意味です。
「抄」の読み方は
- 音読み ショウ(常用外)ソウ
- 訓読み (常用外)うつ(す)・す(く)・すく(う)・かすめ(る)
参照元:抄|漢字一字|漢字ペディア
で、「みょう」とは読みません…。
「謄本」の読み方は?
「戸籍抄本」ではなく「戸籍謄本」が求められる場合もありますよね。「謄本」の正しい読み方は知っていますか?
「謄本」は「とうほん」と読みます。
「謄本」も「抄本」も、元の書物である原本(げんぽん)の写しであることは同じですが、以下のような違いがあります。
- 謄本 原本の内容すべての写し
- 抄本 原本の内容の一部の写し
もし戸籍に2人以上記載がある場合、「戸籍謄本」は戸籍に入っている全員について記載されます。一方「戸籍抄本」の場合は、その戸籍に記載されている個人の分だけの写しになります。
では、戸籍に記載されている全員分の証明として写しが必要な場合は?この場合には「戸籍謄本」が必要になりますね。
- 謄本 とうほん
- 抄本 しょうほん
読み方とともに、意味の違いも覚えてしまいましょう!
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