
「らんみる」ではない!「鑑みる」の読み方と意味を知っていますか?
どこかで一度は耳にしたことがある言葉なのに、漢字で書かれた途端「あれ、なんて読むんだっけ?」「どういう意味だっけ?」と戸惑うことがあります。
そこで本記事では、意外と読めない漢字のクイズを出題します。
「鑑みる」の読み方、知っていますか?
「鑑みる」の読み方は?
送り仮名「〜みる」から「こころみる」と読んだ人もいるかもしれませんが、「こころみる」は漢字で「試みる」と書きます。また「鑑識(かんしき)」などの言葉から、一か八か「かんみる」と読んだ人もいるかもしれませんが、それも不正解。
ただ「かんみる」は非常に惜しい読み方です。「『かん』と『みる』の間に一文字欲しいところ…」と言われたら「あ、もしかして!」と思い浮かんだ人もいるのでは?
正解は…
正解は「かんがみる」です。
「鑑みる」は
過去の例や手本などに照らして考える。
出典元:小学館 デジタル大辞泉
を意味します。
誤用されやすい「鑑みる」
近年、「鑑みる」が「考える」「考慮する」などの意味で用いられている場面を多く見かけますが、「鑑みる」はただ考えるのではなく、比較したり参考にする対象がある場合に使われます。
ではここでクイズを出題します。正しい「鑑みる」の例文はどちらでしょうか。
- 現状を鑑みる
- 現状に鑑みる
先でもお伝えした通り、「鑑みる」は比較や参考にする対象と照らし合わせて考えることを表します。
正解は
- 現状を鑑みる(×)
- 現状に鑑みる(○)
です。
現状を考えるのではれば、「現状を鑑みる」ではなく「現状を考える」と表しましょう。「現状に鑑みる」であれば、現状が照らし合わせる対象になり、意味が通じます。本来の意味の「鑑みる」を使いたい場合には「〜を」ではなく「〜に」と覚えておくと、「〇〇に鑑みた結果」「〇〇に鑑みて〜だった」など、正しく使いこなせるようになりますよ。
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