【この食べ物は何?】イトウリではありません!糸瓜は何と読む?

2020.06.11 QUIZ

普段はカタカナで表記されることが多い、野菜や果物。漢字で表記されると「あれ、なんだっけ」となることがありますよね。特に、漢字で「瓜」がつく野菜は読むのが難しいものが多い気がしませんか?

そこで本記事では、漢字表記で「瓜」が使われる食べ物のクイズをまとめて出題します!

まずは、こちら。

「糸瓜」は何と読むでしょうか?

「瓜」と書かれていますので、ウリ科の植物です。

糸のように細いウリということでしょうか。

果実が糸のように細いのではなく、果実に糸がたくさん詰まっている様子を想像してみましょう・・・。

繊維状になっている瓜といったら、ピンときますよね。

正解はこちらです。

「ヘチマ」です。

果実が繊維のようになっていて、タワシとしても活用できるヘチマ。

昔はそのまま「イトウリ」と呼ばれていたのですが、「イトウリ」が訛って「トウリ」になり、「ト」はいろは歌の「ヘ」と「チ」の間だから「ヘチマ」となったという説があります。

「いろはにほりぬるをわか」。たしかに「ト」は「ヘチ間」ですね。

「糸瓜」を「イトウリ」と読んでも間違いではないのですが、現代では「イトウリ」と言うとヘチマではない別の食べ物を指します。

「糸かぼちゃ」や「そうめんかぼちゃ」、「金糸瓜(キンシウリ)」などとも呼ばれ、果肉がそうめん状になっている、カボチャの仲間のことです。

では、続いて、一気に6問出題します!

これらの「瓜」が使われている食べ物は何でしょうか?

「瓜」の食べ物、意外にたくさんありますね!

 

西瓜の正解は、こちらです。

「スイカ」です。

中国で西域(モンゴル)から伝わった瓜、ということに由来して「西瓜」と書きます。

また、果肉に水分が多く含まれていることから、日本では「水瓜」と表記されることもあります。

まさに、ウォーターメロンですね。

 

南瓜の正解は、こちらです。

「カボチャ」です。

中国での南蛮渡来の瓜、ということに由来して「南瓜」と書きます。

ちなみに、「カボチャ」という名前は、「カンボジア」が訛ったものだという説があります。

カボチャを日本に持ち込んだのはポルトガル人ですが、カンボジアから持ってきたためにそう呼ばれるようになったそうです。

 

胡瓜の正解は、こちらです。

「キュウリ」です。

「胡」は、中国における北方または西方の異民族のことです。「胡」から伝わった瓜ということですね。

「胡」は「胡麻(ゴマ)」や「胡椒(コショウ)」などにも使われていますよね。

 

甜瓜の正解は、こちらです。

「メロン」です。

「甜」は、「テン」という字です。「甜麺醤(テンメンジャン)」でも見たことがあるはず。

「テンカ」と読んでも「メロン」を表します。

「甜」の訓読みは、「あま(い)」、「うま(い)」です。まさに、甘い瓜といえばメロン!

 

冬瓜の正解は、こちらです。

「トウガン」です。

「冬の瓜」と書くため、冬に収穫できる野菜だと思いがちですが、実は冬瓜の旬は夏なのです。

夏に収穫して、冬まで保存できるため、「冬瓜」と呼ばれるようになったそうです。

 

苦瓜の正解は、こちらです。

「ゴーヤ」です。

正確には読み方は「ニガウリ」ですが、ニガウリとゴーヤは同じ野菜を指します。

ゴーヤは、ニガウリの沖縄の方言です。いまではゴーヤと呼ぶ方が一般的ですよね。

 

ウリ科の野菜はカリウムが豊富で夏バテ予防やむくみの解消にも有効です。

今年の夏はウリ科の野菜で元気に乗り切りましょう!

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