「ちょうぞく」ではありません!「烏賊」の読み方、知っていますか?
日本語には、漢字、カタカナ、ひらがな、3つの書き言葉があります。誰もが読みやすいようにカタカナやひらがなで表記されるのが一般的になった言葉もありますが、魚や鳥、植物の名前には、それに当てはまる漢字があります。
そこで本記事では、意外と読めない漢字のクイズを出題します。
「烏賊」の読み方、知っていますか?
「烏賊」の読み方は?
「烏賊」を見て一か八か「ちょうぞく」と読んだ人もいるかもしれませんが、「ちょうぞく」は不正解。また、よく見ると「烏賊」の「烏」は「鳥(チョウ・とり)」ではなく「烏(ウ・オ・からす等)」だということがわかります。ですが、「うぞく」「おぞく」でもありません。
「烏賊」は私たちに馴染みのある魚介類の名前です。「烏賊」を調べると“胴は円筒状の外套膜(がいとうまく)に包まれ、先に幅広のひれがある。10本の腕をもち、特に長い2本は捕食などに用い、敵にあうと墨を出して逃げる。”(出典元:小学館 デジタル大辞泉)とあります。
10本の腕をもち、敵にあうと墨を出して逃げる…どんな生き物の名前か、わかりましたか?
正解は…
「いか」です。
「イカ」の語源は諸説ありますが、「烏賊」の漢字の由来で最も有名なのは中国の古書『南越志』の説話です。
水面に浮かび、死んだように見えるイカを、カラスが捕らえて食べようと近づいたところ、イカが腕を伸ばしてカラスに巻きつき、逆に捕らえてしまった…というもの。
「賊」は
①そこなう。傷つける。
②ぬすむ。ぬすびと。どろぼう。
③ぞく。国家や君主にそむくもの。わるもの。むほん人。出典元:賊|漢字一字|漢字ペディア
を意味します。烏(からす)にとって賊(ぞく)となる存在として「烏賊(いか)」になった、というわけです。
ちなみにイカは「墨魚(ぼくぎょ)」という異名もあります。
日常生活ではカタカナかひらがなで表記されていることがほとんどですが、魚や鳥、植物の名前に当てられた漢字を調べてみると、面白い逸話や由来に出会うことができますよ。
参考文献
- イカ・烏賊(いか) – 語源由来辞典
- いか|言葉|漢字ペディア
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