「かんしい」ではありません!「姦しい」の読み方、知っていますか?
読みやすさを重視し、その言葉を表す漢字はあるものの、ひらがなで表記されるのが一般的となった言葉が多々あります。
本記事では、意外と読めない漢字のクイズを出題していきます。今回出題するクイズも、ひらがなで表記されていることがほとんどです。
「姦しい」の読み方、知っていますか?
「姦しい」の読み方は?
「女」という漢字が3つ集まった「姦」に「〜しい」という送り仮名がついた言葉です。
近年はあまり「姦しい(〇〇〇しい)」という表現を見かけないので、難しいと感じられるかもしれませんが、答えを知れば、読み方と当てられた「姦」の字に納得いく人も少なくないと思います。
まずは正解を見てみましょう。
正解は…
「かしましい」です。
「姦しい」とは
耳障りでうるさい。やかましい。かしがましい。
出典元:三省堂 大辞林第三版
を意味します。
「女三人寄れば姦しい」
「女性はおしゃべりなので、三人集まるとやかましくなること」を意味するこのことわざの由来は、「姦」という漢字から来ています。「姦」には“かしましい。おしゃべりでうるさい。やかましい。”といった意味があります。「女」の字が三つ合わさると“やかましい”を表す「姦」になることから、「『姦』の字のように女性が集まるとやかましい」となりました。
なお「女三人寄れば〜」から始まることわざは他にもあります。
- 女三人寄れば市をなす
- 女三人寄れば囲炉裏の灰飛ぶ
- 女三人寄ると富士の山でも言い崩す
- 女三人寄れば着物の噂する
どれも「女三人寄れば姦しい」同様、「女性が集まるとやかましい、賑やかになる」を表す言葉です。女性が集まっておしゃべりする姿と、その姿に圧倒されている人の姿が想像できますね…!