【クイズ】VHSって何の略だか言える?意外に知らない!
20世紀、家庭でテレビ番組を録画するといえばVHSが主流でした。
「VHS」は何の略でしょう。
ベータ派との争いもありました。
答えは「Video Home System」です。
「VHS」は「Video Home System」の略。日本ビクター(現・JVCケンウッド)が1976年に開発した家庭用ビデオ規格で、同社の登録商標でもあります。もともとは記録方式を表現したVertical Helical Scan(バーチカル・ヘリカル・スキャン)という名称でしたが、途中で再定義・変更されました。
昭和40年代に松下電器産業、日本ビクター、ソニーの3社は、ビデオテープがカセットに収められたビデオレコーダーの統一規格に合意、製品を発売しました。しかし、高価なこともあり、なかなか家庭には普及しませんでした。
家庭用VTR機器の本格的な普及をねらったソニーは、各社に規格統一を呼びかけます。ソニーが開発・発売したのは、録画時間の長さよりカセットの小型化を優先したベータマックスでした。これに対して日本ビクターは、カセットがベータマックスより大きくなるものの、録画時間を最長120分にできる基本規格を開発。家庭用VTRというコンセプトを明確にします。1976年に発売された日本ビクターのVHS第1号ビデオデッキは当時の金額で定価25万6000円でした。
1977年に松下電器産業が普及型のVHSビデオデッキ「ナショナルマックロード」を発売し、これがVHSヒットのきっかけになったといいます。VHSとベータマックスの規格争いは「ビデオ戦争」と呼ばれるほど熾烈でしたが、結局はVHSに軍配があがったのでした。
DVDの時代になったいまでも、録画したVHSをまだたくさん持っている人も多いはず。デジタル化するなどして久しぶりに見てみると、忘れていたあの日に戻ることができるかもしれません。
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