「かつたん」ではない!「恬淡」の読み方、知っていますか?

 

漢字には似たような形をしたものがいくつもあります。だからといって読み方まで似ているかというとそうでもないのが、漢字の難しいところ。

本記事では、意外と読めない漢字クイズを出題します。

本記事でご紹介するのは「恬淡」です。「恬淡」の読み方、知っていますか?

「恬淡」の読み方は?

「恬淡」という表現自体、あまり馴染みがないかもしれません。

「恬淡」とは

[名・形動]欲が無く、物事に執着しないこと。また、そのさま。
[ト・タル][文][形動タリ]に同じ。

出典元:小学館 デジタル大辞泉

という意味。

「欲がない人」と表せてしまうので、「恬淡」はあまり見かけない表現といえるでしょう。

この「恬淡」の「恬」が「活発」「活動」などの「活」によく似ていることから、「恬淡」を「かつたん」「かったん」と読んだ人がいるかもしれませんが、残念ながらそれは不正解。

「恬」は

  • 音読み テン
  • 訓読み やす(い)・やす(らか)・やす(んずる)・しず(か)

と読みます。

ということは…

正解は…

「てんたん」です。

「恬淡」は「金銭に恬淡としている」のように使います。

「恬」自身が“あっさりとしている”様を表します。また「恬淡」の他に「恬」を使った表現には“やすらかで静かなさま。平気でいるさま。”などを表す「恬然(てんぜん)」が挙げられます。

「恬淡」も「恬然」も見慣れない表現のように感じるかもしれませんが、類語表現を知ると、意外と使い慣れている表現に似ていることが分かります。

例えば「恬淡」の類語には

  • 無欲
  • 寡欲
  • ストイック

などが挙げられ、「恬然」の類語は「平然」が挙げられます。

恬淡は、

  • 無欲恬淡(むよくてんたん) 淡泊で欲がなく、物に執着しないさま。
  • 虚静恬淡((きょせいてんたん) 心静かでわだかまりがなく、さっぱりしているさま。

のような四字熟語で用いられることもありますが…これらの四字熟語自体、あまり身近なものではありません。日常生活に頻繁に出てくる言葉ではありませんが、「こんな表現があるんだ」と楽しんでいただけたら幸いです。

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