【動物漢字】「きんしすずめ」ではありません!「金糸雀」は何と読む?
普段はカタカナやひらがなで表記されることが多い動物の名前。漢字で書かれていると分からないこともありますよね。しかし、漢字の意味から想像すると、知らなくても分かってしまうことも!
そこで本記事では、言われてみれば「なるほど」となる動物漢字を出題します。
「金糸雀」は何と読むでしょうか?
「きんしすずめ」ではありません。
「きんしじゃく」とも読めますよね。「きんしじゃく」はこの動物の漢名です。
「雀」という漢字が使われているとおり、この動物は鳥です。
金糸とは、金色の糸や、金箔を貼った和紙を細く切ったものなどのことです。
スズメのように小さな鳥で、金糸のように美しい鳥ということでしょうか。
正解はこちらです。
「カナリア」です。
黄色くて美しい羽と小さくて可愛らしい姿から、「金糸雀」という名が付いたのですね。
ところで、「カナリア」という名前の語源は「犬」です。これはちょっと意外ですよね。
なぜ、鳥であるカナリアに犬が関係しているのでしょうか。
カナリアの原産地は、カナリア諸島です。このカナリア諸島の「カナリア」の由来が、ラテン語で犬を意味する「canis(カニス)」という言葉なのです。
古代ローマの学者プリニウスがこの島に着いたときに「野犬がたくさんいる」と報告したことに由来する、という説があります。
参考:語源由来辞典
では次も、鳥の漢字を出題します!
「鸚哥」は何と読むでしょうか?
「鸚」という字は普段はあまり見かけませんが、「鸚哥」のほかによく使われるのは「鸚鵡」という表記です。
「鸚鵡」はオウムです。「鸚」単体でも、「オウム」を意味する漢字です。
そして「哥」は「うた」を意味する漢字です。「歌」と同じです。
歌うオウムのような鳥ということでしょうか。
正解はこちらです。
「インコ」です。
インコは、オウム目インコ科の鳥です。オウム目にはインコ科とオウム科の二つしかなく、インコは小形のものや羽の色彩が鮮やかで尾が長いものの総称で、オウムとの厳密な区別はありません。
さて、インコの種類で「背黄青鸚哥」は何と読むでしょうか?
そのまま読むと答えに辿り着けますよ!
正解は、「セキセイインコ」です。
現在では品種改良により様々な色のセキセイインコがいますが、原種の色は頭が黄色で体は緑です。その様子を「背黄青」と名付けたのですね。
また、インコは「音呼」と表記することもできますよ。
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