【動物漢字】「きんしすずめ」ではありません!「金糸雀」は何と読む?

2020.10.15 QUIZ

普段はカタカナやひらがなで表記されることが多い動物の名前。漢字で書かれていると分からないこともありますよね。しかし、漢字の意味から想像すると、知らなくても分かってしまうことも!

そこで本記事では、言われてみれば「なるほど」となる動物漢字を出題します。

「金糸雀」は何と読むでしょうか?

「きんしすずめ」ではありません。

「きんしじゃく」とも読めますよね。「きんしじゃく」はこの動物の漢名です。

「雀」という漢字が使われているとおり、この動物は鳥です。

金糸とは、金色の糸や、金箔を貼った和紙を細く切ったものなどのことです。

スズメのように小さな鳥で、金糸のように美しい鳥ということでしょうか。

正解はこちらです。

「カナリア」です。

黄色くて美しい羽と小さくて可愛らしい姿から、「金糸雀」という名が付いたのですね。

ところで、「カナリア」という名前の語源は「犬」です。これはちょっと意外ですよね。

なぜ、鳥であるカナリアに犬が関係しているのでしょうか。

カナリアの原産地は、カナリア諸島です。このカナリア諸島の「カナリア」の由来が、ラテン語で犬を意味する「canis(カニス)」という言葉なのです。

古代ローマの学者プリニウスがこの島に着いたときに「野犬がたくさんいる」と報告したことに由来する、という説があります。

参考:語源由来辞典

 

では次も、鳥の漢字を出題します!

「鸚哥」は何と読むでしょうか?

「鸚」という字は普段はあまり見かけませんが、「鸚哥」のほかによく使われるのは「鸚鵡」という表記です。

「鸚鵡」はオウムです。「鸚」単体でも、「オウム」を意味する漢字です。

そして「哥」は「うた」を意味する漢字です。「歌」と同じです。

歌うオウムのような鳥ということでしょうか。

正解はこちらです。

「インコ」です。

インコは、オウム目インコ科の鳥です。オウム目にはインコ科とオウム科の二つしかなく、インコは小形のものや羽の色彩が鮮やかで尾が長いものの総称で、オウムとの厳密な区別はありません。

さて、インコの種類で「背黄青鸚哥」は何と読むでしょうか?

そのまま読むと答えに辿り着けますよ!

正解は、「セキセイインコ」です。

現在では品種改良により様々な色のセキセイインコがいますが、原種の色は頭が黄色で体は緑です。その様子を「背黄青」と名付けたのですね。

また、インコは「音呼」と表記することもできますよ。

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