「だって証拠になるじゃん!」ってどういうコト?【LINEで別れ話をする男性】の心理とは
交際中の恋人と別れたいとき、きちんと顔を合わせて話をする誠実な男性がいる一方で、LINEやメールなど相手と離れた状態で済ませようとする人もいます。
愛情がなくなった女性であっても、付き合っていたのなら終わりまでしっかり向き合ってほしいもの。
「LINEで別れ話をする男性」の本音について、ご紹介します。
「申し訳なさ」から会って話せない
「彼女のほうはずっと付き合いを大事にしてくれているのだけど、俺がほかの女性を好きになってしまい、これ以上は付き合えないと思ったときにLINEで別れ話を切り出しました。
彼女は『会って話したい』と何度も送ってくるけど、正直非のない彼女に合わせる顔がなくて、最後までLINEで通しました。
『せめて電話でも』と読んだら、余計に申し訳なさばかり感じてしまって……。
自分でも卑怯なのはわかっていますが、会って彼女にさよならを言う場面を想像したら、それだけでトラウマになりそうでした」(35歳/介護士)
★ 彼女が悪いわけではなく、自分の都合で別れたいと思うのなら、会って話すのが誠意ではといっそう思います。
ですが、「一方的に女性を傷つける自分」に耐えられない男性は、あえて顔を見ずに済むLINEを使うのですね。
確かに卑怯だし女性の気持ちを考えればつらいばかりですが、実はこんなことをすれば男性のほうが引きずるのも、また現実。
「けじめをつけられなかった自分」からは逃げられません。
「キレられるとわかっている」からあえてLINEにする
「依存体質というか、とにかくいつもLINEや電話をほしがる彼女。
不安になると突然家に押しかけてくることもあって、付き合いに疲れていました。
それで別れようと思ったのですが、会って話すと絶対にキレられるし、無事に別れられる気がしなくて。
LINEで話したら案の定『最低!』とか『私の時間を返してよ!』とかさんざん罵られたけど、内心では
『やっぱり会わなくて正解だった』
と思っていました。
ひたすら謝罪を繰り返して、彼女が『もういい』と返してきたのを読んですぐブロック、電話も着信拒否にしています」(35歳/美容師)
★ 会って話すことで、逆に別れ話がこじれると思うとLINEを使う男性もいます。
どんな答えが返ってくるか想像できれば、目の前に相手がいないLINEのほうが対応しやすいと思うのですね。
別れたいという男性の気持ちを考えるより、傷つけられた自分を押し付けてくる女性の場合は、確かにLINEのほうが会話しやすいかもしれません。
「会って話しても、肝心の別れ話が進まないようなら時間の無駄」とこちらの男性は話していましたが、置き去りにされた女性のほうは、果たして終わりを受け入れられるのでしょうか。
「別れた証拠」にしたい
「ケンカ別れをしてはまたくっつく、みたいな付き合いを繰り返していた彼女。
いつも彼女のほうから『よりを戻したい』と言ってくるけど、あるとき彼女の浮気が発覚して、“今度こそもうダメだ”と思いました。
彼女が家に来てあれこれ言い訳をはじめて、俺は別れる気しかないけど“口で別れ話をしてもまた寄ってくるな”と思い、とりあえず彼女を家に返してから改めてLINEで
『自分から復縁をお願いしておいて、浮気するような人とは付き合えない』
と送りました。
電話がかかってきたけど無視、ずっとLINEで『別れたい』を繰り返し、彼女はいっさい返事をしないけど
『これで終わりということで』
と送って、ブロックしました。
LINEにしたのは、これを「別れた証拠」にしたいから。
俺はもうほかに好きな女性がいるし、彼女が近づいてきたらLINEを見せて関係が終わったことをはっきり言おうと思います」(43歳/総務)
★ こちらのケースでは、ケンカ別れをしても彼女のほうが「素知らぬ顔で寄ってくる」ことが当たり前になっていました。
それを受け入れていた男性にも問題があると思いますが、本当に別れたいと思えば、今まで通りのやり方では同じことを繰り返すのがわかています。
そのため、あえてLINEで話して会話を「別れた証拠」にすることを思いつくのですね。
「次に彼女が訪ねてきたら、『俺たち、きちんと別れたでしょ』とLINEの画面を見せるつもり」と男性は話していましたが、悪い縁を断ち切りたい男性の決意のあらわれともいえます。
会話が履歴に残るLINEは、こんな場面でも“効果”があるのでしょうか。
最後こそ、お付き合いしていた人とはしっかり向き合うのが誠意と思いますが、わかっていてもできない、また向き合っても相手が同じじゃないなど、別れ話をLINEで済ませる人にはそれぞれ事情があります。
ですが、面と向かって話さないことは、相手の意思を完全に把握できないリスクと背中合わせ。
その選択が良かったのかどうかは、誰にもわかりません。
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