「いむ」でも「ぎょうむ」でもありません。「彳む」の読み方、知っていますか?
世の中には、学生の頃に漢字学習で習った漢字以上にたくさんの漢字であふれています。中には「え、これ、なんて読むの?」「そんな漢字あるの?」と戸惑ってしまうような漢字も。
そこで本記事では、読めそうで読めない漢字のクイズを出題します。
「彳む」の読み方、知っていますか?
「彳む」の読み方は?
私は「彳む」をはじめて見たとき、「部首の『彳(ぎょうにんべん)』しか書いてない…書き間違いかな?」と思ってしまいました。確かに「彳」はぎょうにんべんでもあるのですが、「彳む」には、一度は耳にしたことがある読みがあります。
まずは正解を見てみましょう。
正解は…
「たたずむ」です。
「彳む」とは
1 しばらく立ち止まっている。じっとその場所にいる。
2 そのあたりをうろつく。出典元;小学館 デジタル大辞泉
です。「彳む」で「たたずむ」と読むことができますが、「佇む」のほうが一般的な表現です。
これ、なんと読む?「彳亍」
「彳」に関連する、読めそうで読めない漢字クイズをもう一問。「彳亍」の読み方、知っていますか?私は「彳亍」をはじめて見たときも「ずいぶん『行』の間が空いているな…書き間違いかな?」と思ってしまったのですが、正式に二字熟語です。
正解は「てきちょく」。「彳(てき)」+「亍(ちょく)」という二字熟語で、意味は
(「彳」は左足、「亍」は右足の意))たたずむこと。また、行きつもどりつすること。
出典元:精選版 日本国語大辞典
です。
なお、同じ読みをする漢字に「躑躅」があります。こちらも難読漢字です。「躑躅」と書く場合は“足踏みすること。ためらうこと。”を意味します。
どれも決して日常生活でよく見かける表現ではありませんが、私たちがこれまで漢字学習で習ってきた以上に、世の中にはたくさんの漢字があるのだと気づかされますね。
参考文献:「彳」の部首・画数・読み方・筆順・意味など
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