【クイズ】カルピスって何が由来だか言える?意外に知らない!
「カルピス」の由来は何でしょう。
乳酸菌で元気に。
答えは「『カルシウム』とサンスクリット語の『サルピス』を合わせた造語」です。
「カルピス」は「カルシウム」とサンスクリット語の「サルピス」を合わせた造語。「サルピス」は「熟酥(じゅくそ)」といい、牛乳の精製過程での五階級のうち、第四にできるもので、生酥(しょうそ)をさらに精製したもののことです。
カルピスは実業家の三島海雲(みしま・かいうん)がモンゴルで出合った乳酸菌の力を知り、帰国後大阪でヨーグルトを食べたところおいしくなかったことから、自分で開発を始めたのが製造のきっかけ。1916(大正5)年に、乳酸菌で発酵させたクリームを商品化した「醍醐味(だいごみ)」を、またその製造過程で残った脱脂乳を乳酸菌で発酵させた「醍醐素(だいごそ)」を発売しました。
その後、1920(大正9)年に乳酸菌飲料カルピスを発売。1922(大正11)年には新聞広告に「初恋の味」のキャッチフレーズを用いました。よく知られているこのフレーズには、なんと100年ほどの歴史があるのです。
戦後の1974(昭和49)年には炭酸入りのカルピスソーダを発売。これもいまでも愛飲されている商品の一つです。
カルピスといえば、水で割って飲む必要があるため、家によって濃い・薄いという違いがあったり、飲むのに手間がかかるというイメージがありました。それを解決したのが2000年(平成12)年に発売された500ミリリットルのペットボトル入り飲料「カルピスウオーター」。水で薄める手間が省け、ちょうどいい濃さ、手軽さからヒット商品となりました。
また、1995(平成7)年には瓶ではなく紙パック入りのカルピスが登場し、現在はこちらが主流です。さまざまなフレーバーのカルピスもそれまではお歳暮のセットくらいでしか見かけることがありませんでしたが、スーパーなどでの入手が簡単になりました。
2012(平成24)年 には株式譲渡によりアサヒグループホールディングス株式会社の完全子会社になったカルピスですが、製品のさわやかさには変わりがありません。カルピスは永遠に初恋の味なのかも。
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