「きねがら」ではありません。「杵柄」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「杵柄」です。
「杵柄」の読み方は?
「杵(きね)」は、臼(うす)に入れた穀物をつくための道具です。杵柄は「杵」を読むことができれば、後は「柄」を読むだけなのですが、布地などの模様を指す「柄(がら)」と読むのは残念ながら不正解。
「柄」の読みには
音読み ヘイ
訓読み がら・え(常用漢字表外)つか・いきお(い)
があります。
当てはめてみると、どこかで聞いたことあるような読みが……。
まずは正解を見てみましょう。
正解は……
「きねづか」です。
杵柄の意味はシンプルで、“杵のえ。杵の手でにぎるところ。(出典元:精選版 日本国語大辞典)”を指します。現代では「杵」を握る機会はあまりないかもしれませんが、杵柄を用いた有名な表現に「昔とった杵柄」があります。
「昔とった杵柄」ということわざは、
しばらく遠ざかっているが、かつて修練して自信を持っている事柄のたとえ。年月を経ても腕に覚えのある技能などをたとえていう。
出典元:北村孝一編『小学館 ことわざを知る辞典』(2018年、小学館)
を意味します。
現代ではあまり「杵」を用いる場面が少ないように思えます。そのため「昔とった杵柄」の意味が頭に浮かびにくいかもしれませんが、類語表現に「昔の勘を取り戻す」があるので、それと合わせて覚えると「昔とった杵柄」の意味がしっくり来るはずです。
なお「昔とった杵柄」の反対表現に
- 昔千里も今一里
- 昔の剣今の菜刀
などがあります。「昔とった杵柄」同様、言葉の頭に「昔」がつくので同じような意味に感じられるかもしれませんが、これらは「かつて経験したことや習得した技術は衰える」ことを指します。意味が180度変わってしまうので、混同しないよう注意しましょう。
この記事は
レビューライター
片山香帆
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