「たいとらしい」ではありません。「態とらしい」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「態とらしい」です。
「態とらしい」の読み方は?
まず「態とらしい」の「態」の部分を「熊(くま)」と読み間違えないよう注意しましょう!
「態」は「態度(たいど)」や「失態(しったい)」、「状態(じょうたい)」などでお馴染みの感じです。「熊」と読み間違えなかったとしても、「態とらしい」を「たいとらしい」と読むのは、残念ながら間違いです。
読み方を導き出すヒントは「態とらしい」の意味にあります。
態とらしいは、
いかにも意識してしたようで不自然である。
出典元:小学館 デジタル大辞泉
という意味です。
なんと読むかわかりましたか?
正解は……
「わざとらしい」です。
「態」の読みは
- 音読み タイ(常用漢字表外)テイ
- 訓読み(常用漢字表外)さま・わざ(と)
です。「『態』の後ろに送り仮名『と』がきたら『わざ』と読む」と覚えておくことをおすすめします。
送り仮名「と」が来ない場合でも「わざ」と読む例として「態態・態々(わざわざ)」がありますが、日常生活ではひらがなで表記されていることがほとんどです。ただ、「態」を「わざ」と読むことを知っていれば、「たいたい」と読み間違えることはなくなりそうです。
また「態」には
①さま。すがた。かたち。ようす。ありさま。
②心がまえ。身がまえ。
③わざと。わざわざ。出典元:態|漢字一字|漢字ペディア
の意味があり、「態(ざま)」と読むこともあります。これは「なんという“ざま”だ」というように、様子や格好をあざけって言う語です。「様」が当てられている場合を多く見かけますが、「態」「様」のどちらでも表すことができます。
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