「かびきん」ではない!「黴菌」の読み方、知っていますか?

本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「黴菌」です。

 

「黴菌」の読み方は?

「菌」は時々、日常生活でも見かける機会がありますが、「黴」に馴染みがない人も少なくないのではないでしょうか。「黴」は、梅雨の季節になると浴室や水回りで目につき始める「カビ」のこと。とはいえ、「黴菌」を「かびきん」と読まないようご注意を。「黴菌」は「黴」ではなく、人などに有害な微生物の総称を示しています。

正解は……

「ばいきん」です。

「黴菌」は

人体に有害な細菌などの微生物の俗称。物を腐敗させ、病気のもととなるもの。転じて、きたないものや厄介もののたとえ。

出典元:精選版 日本国語大辞典

を意味します。

ちなみに「微生物」は

顕微鏡で拡大しなければよく見えない微細な生物。細菌・酵母・原生動物、菌類の一部など。ウイルスを含め、また藻類まで含めることもある。

出典元:小学館 デジタル大辞泉

とあるように、微細な生物を指す言葉であり、そこに含まれる微細な生物は、その性状や特徴ごとにこまかく分類することができます。

先でも紹介しましたが、本記事で出題した「黴菌(ばいきん)」は微生物そのものを表している単語ではなく、あくまでも人畜に有害な微生物を指す俗称です。また似たような言葉に「雑菌」がありますが、これも

種々雑多な細菌などの微生物。特に、微生物や組織などの培養基中に他から混入した、培養の目的とするもの以外の微生物。

出典元:小学館 デジタル大辞泉

を意味しており、「雑菌」という菌がいるわけではありません。

現代では「ばい菌」「バイ菌」など、「黴」の部分がひらがなやカタカナで表されることが一般的ですが、これは微生物の分類において「真菌」(菌界に属する真核生物で、キノコやカビ、酵母などの総称)である「黴(かび)」と「黴菌(ばいきん)」の意味が混同するのを避けるためかもしれません。

 

 

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