貯めてる40代が「きっぱりやめたこと」って?NG節約術5選
こんなにがんばっているのに貯まらないと思うことはありませんか?もしかしたらそれは、やっても無駄な努力かもしれません。貯めてる人はやっていない「実は貯まらない節約術」を5つ紹介します。
NG1・ポイントカード → 還元率を冷静に計算。「ついで買い」をゼロに
ファッションブランドやカフェ、雑貨店などでお会計すると提案されるポイントカード。500円ごとにスタンプ1つで30個スタンプが貯まると500円の割引にというアレです。
このケースで計算してみると、500円×30個=1万5000円分買って500円割引になるので、約3.3%引きになります。スタンプ2倍デーなどにまとめ買いすれば6.6%引きに。けっこう割りがいいように感じます。
しかし、スタンプ欲しさに1800円だと3ポイントしか貯まらないからあと一つさほど欲しくないけれど靴下買っちゃおう!など、ポイント目当てで無駄遣いに繋がりがちです。ポイントカードを作るなら、月に2回以上行く、年に1万円以上使うなど自分で線引きをして発行してもらいましょう。
NG2・服のセール買い → 「1回あたり着用コスト」をざっくり考えてみて
30%~50%引きも珍しくないセールはとても魅力的です。7月の夏物セールになってから買おうと目星をつけている商品はありませんか?もし、その商品が売れてしまっていて別の色の同じ商品や似たようなデザインのものが残っていたら、せっかく安くてお得!と買いがちです。
そのような妥協で買った商品は、自分でどうしても欲しかったわけではないので結局数回しか着なかったり、クローゼットにしまいっぱなし(袋に入れっぱなしの人もいました)になってしまいます。
ここで新しく目安にしたいのが「1回あたりコスパ」。その服を何回着るかで考えるものさしです。
たとえば、白シャツを新しく買うとしましょう。シーズン始めは定価ですが、サイズもバリエも豊富に揃うので、じっくり欲しい1着を選べるでしょう。1万円で買い、年に20回、5年着れば、1万円÷(20回×5年)=1回あたり100円です。
いっぽう、セールまで待った場合、基本的にそこにあるものは残り物です。サイズがジャストではなかったりと、妥協が必要かもしれません。半額5000円で買えたとしても、妥協があれば活躍度も減りがち。10回ほどでお蔵入りにしてしまった場合、1回あたり500円です。
何回着られるかで計算すれば、割引前に欲しかった商品を正価で買ったほうがコスパがよいことがわかります。
よく「買う理由が値段の場合は買ってはならない」と言います。セールという誘惑に負けず、「お得」かより「欲しい」「必要」かどうかを購入基準にしましょう。
NG3・光熱費の節約 → やってもいいけど「貯まる」ほどではない
日々の節約というと日常生活での光熱費、中でも電気の節約をイメージするでしょう。電気も電話会社、生協、ガス会社、ガソリンスタンドなど様々な会社から提供されています。
比較して安い会社を選ぶのは大切なことですが、契約時のプレゼントや単純な毎月の料金比較だけで選ぶのは禁物です。オール電化で月1万円以上使う電気ヘビーユーザーでなければ、さほど料金に違いはありません。
引越しの際、他の電気会社に変更する場合手数料がかかったり、手続きが面倒なことも。住所変更や他社への変更の時の条件や手数料をしっかり確認しましょう。細かく比較しても、さほどお得感はないかもしれませんので、融通のきく電気会社を選ぶとよいでしょう。
NG4・サブスクに乗り換え → 案外使わない。解約予定日をメモして
おうち時間が長くなり動画を見る時間が増えています。Hulu、Netflix、Amazonプライムなど魅力的なモノが沢山ありますが、1ヶ月無料などのキャンペーンで契約したものの忙しくなったり飽きてきてさほど観なくなったのに契約をしたまま放置して節約どころか無駄遣いになることもあります。
お試しで契約するとしてもクレジットカードの登録は必須なので、期限までに手続きしないと自動的に翌月以降の会費がカード請求されます。そのまま放置すると年1万円など大きな出費に。
お試しや無料期間だけ楽しむのであれば、カレンダー・スマホスケジュール・手帳など2か所以上に解約期限を書いておき、期日の前日までに解約手続きをするとよいでしょう。
筆者はギリギリ期限まで楽しもうと思っていたら当日急なアポなどバタバタして気が付いたら日付が変わっていてアウト…という経験を数回しています。放置しているサブスクがないかクレジットカード明細を見直して一度確認してみることをおすすめします。
NG5・保険の解約 → 焦らず確認を。条件に当てはまったら検討して
毎月の支出を減らす時に先に手をつけがちな保険。なんとなく入っておいた方がいいのかな程度のきっかけで加入して、内容もよく理解していないため、安易に解約しがちです。
そもそも保険は「貯金でまかなうことのできない不安をカバーする」ためのものです。お金がなければ治療費や働けなくなった時の収入をまかなうことはできません。
毎月の支出を抑えることも大切ですが、解約するまえにその保険の内容と自分の不安ごとがマッチしているか確認が必要です。現在蔓延している感染症でホテル隔離が必要と指示があった場合、医療保険が給付対象になっており働けなくなった分の収入の補填ができたという人もいました。
解約や見直しをする時のポイントはこのような場合です。
・貯金のつもりで保険に加入したけれど今の生活費が苦しい。
・保障が手厚すぎる。さほど必要ではない。
・積立にこだわりすぎて保険料が高くなっている。
・家族構成や環境が変わり必要な保障に変化があった。
いざという時にもっと貧乏にならないよう保険は見極めが大切です。
「やればやっただけ報われる節約」を選んで
がんばって節約しているのに貯まらないのは、もしかしたら実は無駄な努力になっているかもしれません。この5つの節約も、目的をもって実行すれば貯まる節約にできるはず。おうち時間が増えている今、自分の節約を見直してみましょう。
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