がんを告知された人が軒並み陥る「くれない」の危険性【大穂その井#4】
52歳で突如としてがんが見つかり、同時に親の介護も担うこととなった大穂その井さん。ご自身の体験を話してくれました。好評の内容を再配信します。
*このシリーズの全話リスト「もしもの告知」に備えて、私が伝えたい3つのポイント
ここまでの記事で、皆さんにもこの先やってくるかもしれない「がん」と「介護」を乗り越えるポイント5つのうちの2つ、
- がんになった自分を責めるな(前進せよ)
- 自分だけで解決しようとするな(エリート街道を行け)
をお伝えしました。
今回、皆さんにお伝えしたいポイントは、
3.医師はチームメンバー(プロジェクトリーダーは私)
です。
がん治療とは「【私の】がんを治すプロジェクトチーム」だ
これ、どういうことかと言いますと、皆さんにもおなじみの「プロジェクト」の考え方をがん治療に当てはめて考える。すると、とてもわかりやすい。
このことに私自身、再発してから気づいたのです。遅いですね(笑)。
どんな人も、医師は偉い人、尊敬するのが当たり前、と思いますよね。もちろん基本はそうです。でも、その気持ちが過剰になってしまう患者さんが実に多い。
それだけ医師に期待していることの現れでもありますが、それが自分の心を委縮させ、診察の時に本心を話せなくなる。
何を申し上げたいかというと、医師には必要以上に気を遣って、その結果、意思疎通が不十分になってはいけない。治療は、あくまでも患者である自分が主体で当事者。医師が主体ではありません。
がんと診断されたばかりの患者さんと話すと、「先生が話を聞いてくれない」「私の気持ちをわかってくれない」など、医師への不満を持つ患者さんがとても多い。私も当初はそうでした。
でも、「医師は、私のがんを治すプロジェクトチームのメンバーだ」と考えたら、治療がうまくいき始めました。そして、プロジェクトを成功させるには、私たち患者の努力も必要なのだということに気がついたのです。
つづき#5>>>医師のパフォーマンスを最高に引き出す「患者の覚悟」とは
この記事は
OTONA SALONE編集長
井一美穂
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