決してひとごとではない…「介護」も襲いかかってくる【大穂その井#7】
52歳で突如としてがんが見つかり、同時に親の介護も担うこととなった大穂その井さん。ご自身の体験を話してくれました。好評の内容を再配信します。
*このシリーズの全話リスト
もしもがんと介護が同時にやってきても…必ず乗り越えられます
皆さんにもこの先やってくるかもしれない「がん」と「介護」を乗り越える5つのポイント。
前回までは
- がんになった自分を責めるな(前進せよ)
- 自分だけで解決しようとするな(エリート街道を行け)
- 医師はチームメンバー(プロジェクトリーダーは私)
をご紹介してきました。
今回は、ビジネスウーマンがなかなかできない、
4.「助けて!と言える勇気を持て(見栄を捨てよ)」
です。
私も「できません、助けてください」なんてこと、バリバリに飛ばしている時は口にできなかったのですが、とうとう言わなければならない状況になりました。
がん闘病中の私のもとに「介護」まで突然やってきた

父が倒れる2週間前。
健康な時には、自分が病気になる、ましてや「がん」になるなんて想像できません。しかし「介護」は、親が高齢になってくると意識せざるを得なくなります。
私は親の「老い」を強く感じるタイミングがありました。それは、母が、何度も同じ話をするようになったり、急に痩せてきた時でした。大きな母が、小さくなってきたのね。
一方、父は頭がすこぶるクリアだったので、「老い」を感じませんでした。むしろ、私ががんになってからも、強くサポートしてくれていたほど。
でもまさか、自分の乳がんが再発したタイミングで父が倒れるとは。
「よりによって今?」
完全に油断していました。
上の写真は、私が54才で乳がんが再発し、抗がん治療で髪が抜けた時のもの。横に写っている91才の父は、この2週間後に脳梗塞で倒れ、救急搬送されました。
そしてそのまま、介護レベルが一番重い「要介護5」の寝たきり状態になりました。
そのあと84才の母もアルツハイマー型認知症を発症し「要介護1」の状態に。自分自身のがん治療と両親の介護が同時にやってきたのです。
私はひとりっ子で独身。親戚は遠方に住んでいるし、ひとり娘の私がすべて対処するしかなくなりました。
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