ノンダイバーにもおすすめ! 南太平洋の楽園・パラオの旅(前編)

パラオってどんなイメージがありますか。「ダイバーが行くところでしょ? そりゃ海はきれいそうだけど……」なんて思っていたりしていませんか? 実は私もダイビングをしないインドア派には縁のない場所だとずーっと思っていたのです。しかしここ最近は、ノンダイバーの女性でも楽しめるディスティネーションとして人気が高まっているそう。直行便なら成田空港からわずか4時間30分。それじゃさくっと出かけてみちゃいますか!

パラオってどんなとこ?

パラオは、日本から真南に3000キロ。500以上もの島々からなる共和国です。そのほとんどが無人島で、人が住んでいるのは10島だとか。年間平均気温は約28度、そう、常夏です! 総陸地面積は500平方キロメートルで、鹿児島県の屋久島と同じくらい。そして、なんと日本との時差はなし! 加齢とともに時差ボケが長引くようになってきた身には、これはうれしい!

なぜ今パラオが“熱い”のか

パラオの海の透明度の高さは、筆舌には尽くしがたいほど。難しいことはよくわからないのですが(笑)、パラオの海は川の水の流入が少ないことは透明度に影響しているのだそうです。たしかに長年ダイバーたちに絶大なる人気を誇り続けているのも納得の美しさ! しかし、2012年、「ロックアイランド群と南ラグーン」がユネスコの複合世界遺産として登録されたこともあり、ここ数年はノンダイバーの旅行者も急増中。

ダイビングしなくても、パラオの海が満喫できる海のアクティビティーはもちろん、手つかずの自然や古代ロマンあふれるミステリアスな遺跡、島に残るたくさんの伝説など海以外にも見どころはたくさんあります。

パラオを代表するリゾートで、天皇陛下が食した料理を食べる

いくつもの島で構成されるパラオですが、意外にも海に面したホテルは少ないんですって。そこで、「せっかく初めてのパラオだし」と、先達のアドバイスに従い、滞在先は、水平線をのぞむ天然のプライベートビーチを持つ「パラオ パシフィック リゾート」(以下、PPR)に決定!

夜便で到着したのですが、翌朝目覚めて目に入った風景はまさに楽園そのもの。まぶしいほどにきらきらと輝くブルーをたたえる海は白い砂浜に縁取られていました。約25ヘクタールもの緑豊かなトロピカルガーデンに抱かれたリゾートは、天国に紛れ込んだかのよう。リゾートムードむんむんです。

客室は三角屋根の伝統建築「アバイ」を模したコテージのほか、ハネムーナーに人気の水上バンガローも! 現在、プールヴィラも建設中とあり、こちらも楽しみ。

ちなみに、PPR(という愛称で親しまれているそうです)は、東急不動産の経営。日本語が話せるスタッフも多いので言葉が不安な人でも安心です。

そして、ぜひともお伝えしたいのがPPRのメインダイニングについて! 2015年4月、天皇、皇后両陛下が、戦没者慰霊のためにパラオをご訪問されましたのをご記憶の方も多いのでは? その際、両陛下をおもてなしする晩餐会の料理を担当したのが、PPRのメインダイニング「メドゥ リブタル」なんです。両陛下には、パラオの食材、郷土料理の手法を使ったメニューをコースで堪能されたとか。

いったいどんなものをお召し上がりになったのか、気になりますよね。もちろん食べてきましたよ! 「メドゥ リブタル」では、両陛下が食べられたコース料理の一部をアラカルトで提供しているんです。

 

食前に供されたのは、「アムラ」のジュース。アムラとはインドの伝統医学アーユルヴェーダでは「若返りの果実」とも言われ、高い抗酸化作用を持つ、梅に実に似たかたちのフルーツのこと。酸味と甘みがあいまっておいし~。天皇陛下も大変お気に召されたとのこと。私も大変、気に入りました(笑)。……これお酒を入れても美味しいんじゃないかしら(笑)。

 

パラオでは定番の家庭料理のひとつタロイモの葉と茎を使ったスープも味わい深し! 魚介類から取った出汁がしっかり効いた、食べごたえのあるスープです。

なかでも印象深かったのが、「ウカイブ」です。ウカイブとは、陸ガニの身をほぐし、ココナツミルクと煮込んだあと、殻に詰めなおした、パラオの郷土料理。殻に詰めたあとは、さらに蒸しあげ、提供されます。家庭やお店により味付けはさまざまだそうですが、こちらの「ウカイブ」ちゃん、さすがに繊細に仕上がっていました。

メイン料理はパラオ産で獲れたロブスターとお魚。付け合わせのライスはココナツで炊いたものなんですって! 炭水化物ラバーの私はすっかり夢中に(笑)。

晩餐会のメニューについての話で、あっという間に文字数が尽きてしまいそうですが、両陛下が食されたメニューがいただけたのはとても貴重で、楽しい体験でした。

 

最後に、リゾートの朝食についても触れておきましょう。ビュッフェ形式の朝食には、オーナーが日本人ということもあり、白米や納豆、みそ汁などもラインナップ。私は朝から納豆カレーを楽しんじゃいましたよ~。動物をモチーフとしたパンケーキにもテンションが上がります。

パラオ パシフィック リゾート
日本での問い合わせ先:日本地区セールスオフィス03-5428-8463

「前編」は晩餐会メニューに終始してしまった感がありますが、「後編」では、パラオでどんなことが楽しめるかをご紹介しますね!

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