オススメ!白髪染めを市販の「ヘアマニキュア」に変えた!選び方と方法は?

40代ともなると、大きなテーマの1つとして急浮上するのが白髪問題。他の人の白髪率なども気になってくるお年頃なのか、私自身もこの1~2年の間に「もしかして、まだ白髪出てないの!?」と何度か言われたことがあります。

 

「染めてるのよ~。2週間に1度くらい」

「でも、全然傷んでないよね」

「むふふ、そうでしょ~?アレで染めてるからねぇ」

 

……アレとは、ホーム用のヘアマニキュアのこと。どうです、マニアックなアイテムでしょう?(笑)

 

実はワタクシ、実家は美容院で母は美容師、5歳の誕生日プレゼントはカット用のシザーと練習用のウイッグでした。一時は美容編集者として青山のサロンを取材しまくり、美容師さんが読む専門誌の編集部に籍を置いていたことも。そんな私が行きついた「自宅でヘアマニキュア」という選択について、今から熱く語らせていただきたいと思います!

 

9年たってリアルに気づいた。「白髪染めは」髪への負担が大きい

白髪が気になり始めたのは37歳の頃でした。かれこれ、もう10年も前です。白髪に関しては、もはやエキスパートと言えるかもしれません。

 

当初は担当のスタイリストさんも「まだ全体を白髪染めするのは早い」と、白髪付近の毛束だけを取り分けて、細やかに染めて下さっていました。白髪染めをすると一気にエイジングが進むから、それを少しでも遅らせようと考えて下さったのだと思います。でも白髪って気になりだすと、ちょっと伸びた程度でも許せなくなりません?私はそうでした。なので、そもそも縮毛矯正でダメージを受けている髪だというのに、スタイリストさんの配慮もむなしく白髪染め生活に突入。ヘアサロンでは月イチペース、その合間にホームカラーでも白髪染めをしまくるようになってしまったのです。

 

しかし、ある日突然、大きな気づきが。

 

それは長男が通っていた中学校の保護者会でした。いつものようにひっそりと後ろのほうに座り、保護者会が始まるまでの10分間ほど、ぼんやりと他のお母様方の髪を眺めていたんです。そこで、失礼ながら思ってしまった。「おばあちゃんみたいな髪だ……」

 

当時、長男坊は小中一貫校に通っており、多くのお母様方とは小学校1年生からの付き合いでした。でね、出会いから9年近く経ってみると、お顔立ちにはそれほど変化がないのに、髪の毛がパッサパサのナイロンみたいになっている人があまりに多くて驚いたのです。ああ、女の若々しさとは、ここまで髪に左右されるものなのだ。そしてよく観察してみると、パサパサさんたちは、どうもパーマとカラー(もしくは白髪染め)の両方をしている模様。ってことは、もしかして私の髪も大差ないのでは?

 

そこで、やっと気づいたわけです。

 

例えて言うなら、20代までの髪は(もちろん肌も)、もぎたて産地直送のお野菜。一方40代にもなると、冷蔵庫の野菜室で放っておかれて、しなびちゃった大根みたいになってくる。フレッシュな野菜は、そのまま食べてもみずみずしく、あれこれ調理したっておいしいじゃないですか。つまり、あまり手を加えていないすっぴんヘアでも可愛いし、デジパーをかけてカラーリングしても、髪自体が若くてタフだから耐えられるわけですよ。

 

でもね、同じことを40代がやったら大変なことになっちゃうんです。ましてや、白髪染めはヘアカラーより染料が濃い?強い?からこそ白い髪が黒く染まるわけですから、髪や頭皮へのダメージだって大きい。縮毛矯正+白髪染めなんて、ケミカルの二重奏、ついでにヘアアイロンの熱まで加えているので、髪がダメージを受けて当たり前。「素材をとことん殺す料理」みたいなもんですよ。いくらカットが上手い美容師さんにお願いしたって、ナイロンみたいな髪じゃステキになるはずがない。

 

それからは、いろいろ試しましたよ~。特にカラートリートメントは何種類試したかわかりません。製品にもよりますが、香りが独特のものが多いのと、何度か続けて使わないと染まらないのが短所でしたね。ときどき、めちゃめちゃ昆布くさい商品があったりもして。1つだけ、気に入ってリピートしていたものがありましたが、販売中止になってしまい、しばらくカラートリートメントジプシーを続けました。

 

それと同時に、同世代なのに髪が健康的で美しい人に出会うと、「何で染めてるんですか?」と取材しまくりました。すると、「ヘナ派」「ヘアマニキュア派」に二分されていることがわかったのです。

 

そこから私の「白髪染め生活」は、「ヘアマニキュア生活」へと変貌を遂げることになりました(ヘナは何度か挑戦しましたが、面倒くさがりの私には時間と手間がかかりすぎて断念)。

 

ヘアマニキュアの中身を全部見せ♡

こちらが、愛用しているブローネのヘアマニキュア。箱の中には、本体、本体に取り付ける櫛、生え際用の小さな櫛、手袋、肌にマニキュアがついてしまったときのリムーバーまで入っています。6色展開のようですが、うちの近所の薬局にはアッシュブラウン、ダークブラウン、ブラウン、ブラックの4色しかありません。これまでに、ブラック以外の3色を試してみましたが、まぁ正直どれも同じような印象です。イルミナカラーなど透明感のあるヘアカラーとは異なり、日本人形の髪のような質感というか、黒々とした、つや髪になります。

 

ヘアマニキュアのプロセスをさらっとご紹介!

ここまで読んで、「あら私もやってみようかしら!」と思ったあなたに、こっそりプロセスもお見せしちゃいましょう。

①染める前に、ニベアやワセリンなどを生え際に塗って準備します。皮膚につくと黒く染まってなかなか落ちないので、手袋もしたほうが無難。

②ボトルに櫛を装着し上下に20回くらい振ります。ボタンをプッシュすると、じゅわ~っと泡が櫛に出てきます。

 

いよいよオンします!

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