ゲッ、むしろ大損してたかも?「意味なし」「勘違い」3大節約
節約しているつもりが損している?
頑張って稼いだお給料は、大切に使いたいですね。「節約しているはずなのに、なぜかお金が貯まらない」と思っている人は、節約方法を見直してみましょう。勘違いの節約術は、お得どころかかえって損。今回は、そんな勘違い節約のワースト3をお伝えします。
■「食品のまとめ買い」はお財布にもダイエットにもNG
まとめ買いは節約の定番。ただし、買うものによります。水やストッキング、洗剤など、すぐに悪くならないものは無駄になりにくいのですが、食品のまとめ買いはやめましょう。たとえば、1個120円のトマトが3個300円で売っていたとします。3個買うのはお得でしょうか。2個は食べても1個は使い切れなかったら、1個100円で買ったつもりが結局150円になってしまうのと同じです。しかも、食材がたくさんあると、いつもより消費ペースが上がりがち。つい食べ過ぎてしまうので、ダイエットにも食品のまとめ買いは大敵です。
■「セール」に行ってもその場の雰囲気にだまされないで
洋服や靴を買う時は、できるだけセールを利用する、と決めている人も多いでしょう。今シーズン買い足すアイテムをリストアップしておいて、セールで安くなってから買うのは賢いやり方です。ところが、安いからと言って普段は着ないようなものまで買うのは損。セール会場にはお客さんがつい買ってしまいたくなるように、様々な工夫が凝らされています。掘り出し物、一点物、訳あり物、今から30分だけのタイムセール……。「買わなきゃ損」と思ってしまう仕掛けが満載ですが、どんなに安くても着る機会がない服は、買ったら損です。アウトレットモールやフリーマーケットでも同じこと。雰囲気に乗せられて、余計なものまで買わないようにしましょう。
■「クレジットカード」は使い方次第で損になる
インターネットショッピングでも、今や欠かせないアイテムになりつつあるクレジットカード。便利なだけではなく、支払い額に応じてポイントが付くので、カード払いはお得に思えます。還元率の高いカードや、ポイントアップになるキャンペーンは見逃せないですね。しかし、支払いを何から何までクレジットカードにするのは危険です。クレジットカードの最大の問題点は、お金の収支が分かりにくくなってしまうこと。クレジットカードで買物をすると、実際の支払いは翌月以降なので、その月ごとの収入範囲で支出をやりくりできたのかが分かりにくいのです。分からないままクレジットカードを使っていると、いつの間にか利用額が増え、気づいたときには分割払いやリボルビング払いを多用、ポイント以上の利息を支払うことになってしまいかねません。ポイント還元があるからと言って、使えば使うほどお得と考えるのは禁物です。
節約術は山ほどありますが、2つの種類に分けられます。ひとつは、「節約」を売り文句に何かを買ってもらおうとするもの。もうひとつは、本当の節約です。本当の節約術を見極めて、毎日の暮らしに取り入れたいですね。
(FPCafe登録パートナー タケイ啓子)
スポンサーリンク