通勤にバス定期券を買うと月に2,390円も損?知らなかった「バス特」活用

通勤にバスを利用している方も多いのではないでしょうか。バスも会社から定期代が支給されているから、と鉄道と同様に定期券を購入していませんか。実は損をしているかもしれませんよ。今回は、このバスの通勤定期券と電子マネーについてご紹介したいと思います。(編集部注・タイトルの損益は本文中の横浜市での試算例によります)

毎月購入している通勤定期券、元取れていますか?

 

通勤をするための公共交通機関にバスを利用している方には、通勤定期券を購入するのが当たり前として、会社から通勤定期券の値段を基準に支給されているでしょう。そのため、何となくバスも通勤定期券を購入しているのではないでしょうか。しかし、鉄道の通勤定期券と異なり、バスの通勤定期券はそれほど割引率が高くないという事実をご存じですか。

 

具体的に計算してみましょう。バスは距離によって運賃が異なりますが、例えば、現金の場合片道220円の区間は「PASMO」や「Suica」などの電子マネーを利用すると運賃が216円に割り引かれます。この区間の定期券の金額は、横浜市ですと1カ月9,650円です。

 

週休2日制の場合は、1カ月の通勤日数は20日前後になるでしょう。そのため、20日間往復で計算してみますと、1回分の運賃は約241円となっており、普通に乗車するよりも割高になっていることが分かります。定期代と同様に乗るには、約22日になりますので、祝日がお休みだったり、休日にバスの区間を利用しなかったりすると元は取れず、払い損をしているのです。

 

それでも、通勤定期券は1カ月の割引率よりも、長期の3カ月や6カ月分を購入する場合の方が割引率が高くなっていますし、長期間単位で購入するという方も多いため、こちらの場合も考えてみましょう。バス会社によってサービスが異なり、3カ月定期までで6カ月定期をそもそも扱っていない場合もありますが、それぞれ検証してみましょう。

 

片道216円往復432円の運賃の場合の6カ月定期券の値段は、横浜市の場合52,110円です。これを計算してみますと、120日になり、6カ月分ですので、1カ月20日の値段になります。ここまできて、ようやく元が取れそうな感じになります。

 

しかし、都バスの場合など6カ月定期をそもそも扱っていないバス会社の場合は3カ月などで計算する必要が出てきてしまうため、注意しましょう。片道206円(現金210円)の区間における都バスの3カ月定期券の値段は、26,310円で、63日間、1カ月にすると21日間往復で利用しないと元が取れないことになります。

 

もっとも都バスの場合、206円の区間ならば、どこでも利用できるというメリットはありますので、営業職など勤務中にも外出や移動が多い方や休日にもバスを利用するという方は元が取れるかもしれません。しかし、夏休みやお正月休み、ご自身の有給休暇取得などによって、平均21日間コンスタントに勤務することは難しい場合、バスの通勤定期券で元を取ることは大変そうですよね。

 

通勤定期を購入している方は、元が取れているのでしょうか?一度計算してみてはいかがでしょうか。

 

損を抑えることが可能な「バス特」

 

「バスの定期券で元を取るのは難しい、じゃどうすればいいの!」とお嘆きの方にぜひ利用をオススメするのが、「バス特」です。この「バス特」は、もともと「バス共通カード」という5,000円にかなりの上乗せがついてお得だったプリペイドカードの代わりに登場したサービスゆえ、かなりお得に設定されています。

 

使い方は簡単です。「PASMO」や「Suica」など交通系の電子マネーでバスに乗るだけです。乗車するたびに、1円につき1バスポイント、例えば216円ならば216バスポイントがつきます。これを1カ月通して計算され、1,000バスポイントならば100円分のバスチケット、5,000バスポイントならば類型850円分のバスチケットなどその合計ポイントに応じてバスチケットが自動的に付与されます。ポイントは1枚の電子マネーカードを使い続けることです。所有者ではなく、カードによって判別されますので、往きは「PASMO」、帰りは「Suica」とするのは得策ではありません。

 

「バス特」はどのような仕組みになっているのでしょうか。これは、乗るたびに自動的にバスポイントというものが付与され、貯まっていきます。貯まる期間は1カ月単位になります。1カ月の利ポイントに応じて、バスチケットというバスの乗車券が付与されるというものです。ポイントもバスチケットの付与も勝手にされますので、乗る人は特に何もする必要はありません。バスチケットがついたあと、バスに乗れば、自動的にそのバスチケットが使用され、差額分だけ残高から引かれていきます。

 

★バス特の例・東急バス

 

例えば、片道216円往復432円のバスを20日利用すると、8,640パスポイントが貯まります。このバスポイントは8,000ポイントを超えているため、電子マネー上にバスポイントが類型で1,380円分のバスチケットが付与されます。このため、実質7,260円で乗れたことになります。

 

先ほどのバス通勤定期券はいくらだったでしょうか?横浜市で9,650円でしたね、バス特を利用すると7,260円ですので、20日間しか乗車しない場合は定期券を利用するよりも、普通に電子マネーを利用してバスに乗車した方がお得になるといえるのです。差は、1カ月2,390円にもなります。毎月のバス定期券を購入している方は、毎月ホテルで食べられる優雅なランチ分損をしているといえるのです。

 

 

ぜひ計算して損がない方法へ

 

バス特は定期券をわざわざ購入する必要はありません。電子マネーで乗車するだけで勝手にポイントがついたり、バスチケットがついたりします。注意することは、バスでの支払タッチではオートチャージ機能が働かないため電子マネーに残高があるかどうか気に留める必要があります。また、バス会社によってはお得な定期券を販売している場合もありますので、個々の状況によっては通勤定期券の方がお得になる場合もあるということです。ぜひ出勤日数を計算してよりお得な方法を選択して、損をしないでくださいね。

 

 

 

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