コンビーフって何の略だか言える?意外に知らない!【略語クイズ】
「コンビーフ」は何の略でしょう。
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あの台形の容器にも名前が
答えは「コーンドビーフ(corned beef)」です。
「コンビーフ」は「コーンドビーフ(corned beef)」の略。コーンドとは、岩塩を砕いた粒状の粗塩で肉を漬けることをいいます。
日本農林規格(JAS)による定義では、コンビーフは「畜産物缶詰又は畜産物瓶詰のうち、牛肉を塩漬けにし、煮熟した後、ほぐし又はほぐさないで、食用油脂、調味料、香辛料等を加え又は加えないで詰めたもの」。
国産コンビーフのなかでもよく知られているのは、野崎産業(現・川商フーズ)の「ノザキのコンビーフ」でしょう。戦後に製造が開始されたもので、当初は瓶に詰められていました。コップ型のガラス瓶とブリキ製の蓋でできたこの便は「アンカー瓶」というもの。しかし、やはり瓶詰では製造や取り扱いが不便だったので、2年後の1950年に台形の缶詰のものが発売されました。
今やコンビーフの代名詞ともいえるこの台形の缶は「枕缶」という名称です。江戸時代の枕の形に似ていることから名付けられ、枕缶を開けるための専用の器具のことを巻き取り鍵と呼びました。その後もずっと枕缶と巻き取り鍵は親しまれてきましたが、2020年についに新パッケージに刷新されました。
サラダやサンドイッチなどに気軽に使えるコンビーフ。これからの軽食に欠かせない存在として続いていくことでしょう。
コンビーフの歴史(ノザキのコンビーフ)
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取材・文/近藤とも
この記事はリバイバルです
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