「痛くないパンプス」40代スタイリストが厳選!ガマン不要の注目ブランド6選
こんにちは、スタイリストの大日方です。毎週1アイテム、プロの目線でトレンドをリコメンドしています。
【RICOリコメンズ/働く女性のコーデ】
WBC日本代表が見事、優勝しましたね!普段は野球を観ない私もテレビの前で応援していました。三振をとった時のスカっと感。歓喜の雄叫びは何度見ても良い!侍ジャパンロスの方もいらっしゃることと思います。続く円安でしょんぼりしていたけれど、日本すごいって思いましたよね。元気をもらいました!
さて、今回は「春またパンプスが履きたい!」というテーマでお届けします。きっかけは「ちょっときれいめにキメたい日に履けるパンプスが欲しい」「ヒールを履いて、気分をアゲたい!」という友人との会話。「パンプスは我慢してまで履きたくない」というのが経験を重ねてきた私たちの本音です。そこで、厳選した6足をご紹介します。
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ジャパンメイド「Dhyana.」のパンプス
こちらは「靴のまち」と呼ばれる神戸市で作られているDhyana.(ディアナドット)のパンプスです。中敷き全体とつま先上部に足当たりの良い低反発ウレタンスポンジを使用。特徴的なのはパンプスを作る際に使用している木型が明記されていることです。すべて職人さんが熟練の技で作り上げた木型なのだそう。木型にこだわって作られている靴は履き心地がいい。私もいろいろなパンプスを履いてきたけれど「木型が合うパンプスは靴擦れしない」と実感します。
今回選んだのは、ヒール復帰戦にぴったりな5.5cmのミッドヒールパンプス。パイソン柄は、カラーパンツのような服が主役の日は脇役に、服がシックな日にはコーディネートのポイントになります。ワンピースもバッグも花柄みたいな人にはおすすめしないけれど、無地の服が多い方は一考の価値アリです。
オンラインで購入の際は、備考欄に「中敷き希望」と書くとパンプスの色に合わせた中敷きを無料で同梱してくれるサービスがあります。サイズに左右差がない方のほうが少ないと思いますので、パンプスを履くときに中敷きはマスト。「中敷き希望」と書くのをお忘れなく!
ウォーキングシューズの元祖「ROCKPORT」
ROCKPORT(ロックポート)は1985年に世界で初めて「ウォーキングシューズ」を作ったブランド。歩きやすさを追求し続けてきた技術はもちろんパンプスにも応用されています。
クッション性に優れた立体的なインソール。中にはTPU(サーモプラスチックウレタン)のプレートが入っており、歩行時の安定性を支えます。外はグローブのようなフィット感を持つプレミアムレザーを使用。ヒール部には衝撃吸収素材truTECH(トゥルーテック)を採用、踵で着地する際の衝撃を吸収。アウトソールのつま先部分には反発性のあるtruTECH+(トゥルーテック プラス)を採用、踏み出す際の蹴り出しをサポートします。
脚がきれいに見えて色々なコーデに合わせやすいヌードカラーのパンプスは、お仕事にも入学式にもおすすめです。
「銀座かねまつ」のお悩み対応シリーズ
銀座かねまつからは、お悩みにこたえるスレンダーシリーズとウーマン&マイセルフシリーズのパンプス。どちらもサイズ展開は21.0cm~25.5cm、雨の日も履ける全天候型です。
左のグリーンのパンプスがスレンダーシリーズです。銀座かねまつでは、かかとのゆるさや指先の痛みの原因のひとつとして「足の薄さ」に注目し、1990年から「薄い足」にフィットする靴を開発・改良してきました。甲の幅はそのままに、甲の厚みとかかとの幅を小さく設定。足のアーチを支えるよう立体的に設計された靴底は、内側に弾力のある特殊なゴム素材を使用し、足の蹴り出しをサポートします。パンプスのかかとがパカパカする方、特にパンプスの上から脱げ防止のバンドを着けたり、甲にストラップがあるパンプスを好んで履いている方はスレンダーシリーズのパンプスが合うと思います。
右のダークブルーのパンプスは「新品の靴は固くて苦手」という方のために作られたウーマン&マイセルフシリーズです。足当たりのよい低反発のインソールとつま先上部のクッションで、まるで履きなれた靴のように最初から足に馴染みます。足の甲の幅は通常よりゆったりとしたサイジングですが、それを感じさせないエレガントな見た目もポイントです。長時間パンプスを履く方や夕方になると足のむくみが気になる方はウーマン&マイセルフのパンプスがおすすめです。
銀座かねまつの各店舗では専門技術を取得したシューフィッターが履き心地の調整をしてくれます。銀座かねまつオンラインで購入した靴も、持参すれば調整してもらうこともできるそうです。銀座6丁目本店などの店舗では、足を立体的に測定してもらえるサービスも。自分で思っていた足タイプと実際は違うというお客様もいらっしゃるそうです。私も「甲の幅が広い」タイプと思っていたけれど、実際はスレンダーシリーズが合う「足が薄い」タイプでした!なかなかしっくりくる靴に出会えない方は1度お店で相談してみては?自分の足を知り、合う靴を選びたいですね。
優等生「COLE HAAN」の攻めたデザイン
COLE HAAN(コールハーン)では生体力学研究所と協力して、女性靴のフィット感や履き心地を研究しています。履き心地の良いパンプスの秘密は3層のソールにあり。1層目は足が靴の中で滑らないレザーのインソールです。2層目は硬さのあるソールが入っており、足のアーチ形状を支え、足裏の安定を確保し衝撃を吸収します。3層目の高反発クッションソールが柔らかく、弾むような履き心地をサポートします。
なので、どちらかというとコールハーンには「真面目」なイメージがありました。いい意味で裏切られたのが写真左のグランド アンビション ヨーク パンプ。快適さと革新性を掲げたグランドアンビションコレクションの新作で、モダンアートのような攻めたデザインのブロックヒールが魅力です。8.5cmとヒールの高さはあるのですが、驚くほど快適に履ける!今回試し履きしたら私も欲しくなりました…。
右は、オフィスワークからフォーマルまで、幅広いシーンで履けるシンプルなパンプスです。飾りがない品よく履ける黒のパンプスを大人になったら1足は持っておくべき。雨の日も履けるウォータープルーフ仕様、軽量で屈曲性に優れ、歩きやすいパンプスです。
春はまたパンプスが履きたい
スタイリストという職業柄、いろんな人に靴を履いてもらう機会があります。感じるのは、足の形は人によって全然違うということ。同じ人でも、体重の負荷で足のアーチが徐々に崩れ、年齢とともに甲の幅は広く薄くなるのだそうです。
①パンプスは「つま先」と「かかと」でホールドする構造である
②人それぞれ足の指が長かったり短かったり、甲が細かったり幅があったり高さがあったり平らだったり、同じ足の形の人は存在しない
③かかとの骨の太さも人によって異なる
というわけで、誰が履いても靴擦れしないというわけではないけれど、きっときっと靴擦れしない、履き心地にこだわったパンプスをご紹介しました。あなたの足にベストな1足が見つかりますように。
*協力/Dhyana.
*協力/ROCKPORT
*協力/銀座かねまつ
*協力/COLE HAAN
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