40代独女は見た!「こじらせ男子」アラフォー版の実態3つ
自分に自信がなく、何かとネガティブな考え方で先に進めない「こじらせ男子」。アラフォーになってもまだまだ恋愛をこじらせている男性は多く、良い出会いがつかめなかったり女性と仲良くなっても進展しなかったりと、上手くいかないままシングル生活を続けています。
今回は、そんなこじらせ男子について40代独女が見た実態をご紹介します!
「俺なんか好かれるはずないと思う」
――職場にいる40歳の男性職員。行動がガサツだしいつも表情がかたくて冗談も通じない性格で、とっつきにくいと女性社員からは敬遠されていました。業務上ふたりで行動することの多かった私は、それでも真面目な仕事ぶりだけは信頼していて、社内では割と仲の良い方だと思います。
お酒が好きなのか部署の飲み会にはいつも参加していて、酔えば笑顔が出ることもあった彼、若い女子社員が「彼女いないんですか~?」と軽い調子で訊いたら「欲しいけど俺なんか相手にされないよ。こんなダサいおっさん嫌でしょ?」と、苦笑しながらも真面目な口調ではっきりと答えて周りは引き気味に。
注目されていると勘違いしたのか、その後も「付き合ってもさぁ、嫌われないような努力はできるけど、好かれるために何をすれば良いかわからないだよね。俺なんか好かれるはずないと思う」と低い声で続ける彼に誰も声をかける人はおらず、結局白けた空気でその場は終わりました。
後日、彼はこの年まで恋愛経験がほとんどないことが判明、付き合った女性はゼロ。いつもあんな無表情で女性と会話するときはかみまくるのは、自意識過剰を通り越して努力することを放棄しているからかもな、と思いました。(38歳/製造)
――こじらせ男子の特徴の一つに「自分に自信が持てない」というものがありますが、長年ひとりでいると女性の気持ちがどんどん理解できなくなり、付き合ったときの自分がまったくイメージできないことがあります。
最終的に恋愛感情の扱い方もわからなくなり、そんな自分が女性を満足させられるはずがない、どうせ好かれないと恋愛を諦めてしまうのですね。
わからないで済ませるのではなく、教えて欲しい、知りたいと思えるような女性に出会えることを祈ります。
オタク過ぎて無理!
――趣味のサークルで知り合った38歳の彼。清潔感もあるし真面目そうな雰囲気でちょっといいなと思っていました。でも、勇気を出して話しかけてみると何故かテンションが異常に高い。下ネタも言わないし失礼な発言もないけれど、一生懸命世間話についていこうとする様子に「女性に慣れていないのかな?」と感じました。
ところが、ある日彼とふたりで話していて、昔から続いているあるテレビ番組の話になったとき。彼の口調がいつもと変わり、とても滑らかに(?)出演している俳優さんの過去の作品や生い立ち、監督からカメラマンの裏話まで出るわ出るわ、エピソードの数々。あまりに流暢な上に知識量がハンパないので思わず黙り込んでしまいました。
私の沈黙を好意的に受け止めたのか、彼の熱弁はそれから10分も続きました。好きなテレビ番組の話でも、オタク過ぎる話を聞かされるのは正直キツくて・・・。得意げにするわけでもないけど、彼の「話を聴いて!」という前のめりの姿勢に引いてしまいました。(41歳/自営業)
――内向的な性格のせいか、好きな分野のことにはのめり込んで知識を得ようとするこじらせ男子。話す機会があるとここぞとばかりに熱弁を振るってしまいます。
単純に相手にも同じ世界を知って欲しいという気持ちがあるのですが、あまりにマニアックな上に話が一方通行になりがちなのが玉にキズ。自分は好きな話でも、特に女性が相手の場合はもっと表情などを読んで話を切り替えていく柔軟さも恋には必要です。
せっかくの恋の芽が、自分のせいで消えてしまいませんように。
10年以上前のトラウマを平気で持ち出す
――職場で知り合った同い年の彼は、恋愛に奥手でとても不器用な人。好意を感じてもなかなか先に進まず、もどかしい思いをしていました。思い切って告白するとOKの返事をもらえたけど、お付き合いが始まってもなかなか心を開いてくれる様子が感じられなくて、不安ばかり募るように。
そんな気持ちをぶつけてみると、「実は15年前に女性に騙されて・・・」と打ち明けられてびっくり。「友達全員に自分の悪口を言われて誰もいなくなった」「何でも自分の思い通りにならないと気が済まない女だった」と恨み言を大量に聞かされて、そんな前の話を今でも乗り越えられていないこと、またそんな「かわいそうな自分」に酔っている姿も垣間見えて、恋心が萎えてしまい・・・。
自分も関係が終わればこんな風に誰かに言われるのかなと思うとゾッとしてしまい、すぐお別れしました。(35歳/公務員)
――恋愛経験の少なさもこじらせ男子の特徴ですが、成功例がなく、失敗した記憶ばかりを抱え続けている場合もあります。良い体験をしていないので、トラウマを克服できないまま引きずっているのですね。
悪気はないのかもしれませんが、「こんなひどい体験をした自分は同情されるべき」といつまでも消化不良な気持ちを感じているので、好きな女性とお付き合いできることになってもそんな自分を押し付けてしまいます。「大変だったね」と言って済めば良いのですが、実際はその後もトラウマについて機会があるたびに話題にすることがほとんどです。
未来を信じる強さがあれば、良い恋愛ができるチャンスも訪れるのに、非常にもったいないことです。
「こじらせ男子」は、何処かでちょっと曲がった感覚を持っています。それは、過去の経験がそうさせていたり、相手を信じられなかったりと理由はさまざまです。
相手と対等な関係を築くのが難しい、というのも特徴の一つ。心を開くのが怖いので、相手の気持ちを受け止めることも苦手です。
それでも、本当は人を信じたいし、幸せな恋愛がしたいと望んでいるのが彼らの本心。自分を理解してくれる人を何よりも欲しがっています。嘘をつかず、こじらせている部分ともしっかり向き合える女性なら、彼らの気持ちを掴むのは不可能ではないでしょう。
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