意外にも「運命の糸」はすぐそばに!18歳年上のお相手は尊敬できる職場の上司【オトナ婚/第18話(中編)】
街コンではなかなか理想の相手に出会えず、気持ちを切り替えてスキル磨きに専念
ーー男性からの印象を上げるために、心理学で学んだテクニックを使って婚活を頑張っていたみーさんですが、結果から言うと街コンやお見合いパーティの場では「これだ」という人には出会えなかったそうですね。
「そうですね。どちらかというと私が選り好みしていたのかもしれません。私は清潔感がない人や雰囲気が暗い人はアウト。それだけで対象外でしたし、あと、軽すぎる人もダメでしたね。
そういった理由もあり、結局、婚活パーティで『この人だ!』という男性には出会えませんでした」
ーー当時はみーさんも30代後半。焦りはなかったんですか?
「それが不思議なことになかったんですよ。『自分は結婚できるだろう』という根拠のない自信だけはあったので(笑)。
なので、『いい人が見つかればラッキー』くらいの気持ちで、出会いの場を利用して話し方や質問の仕方、相手が喜びそうな相槌の打ち方、などコミュニケーション力を磨く練習をしていました(笑)。
そこで学んだコミュニケーション力はいまでも役立ってますよ」
18歳年上の彼は職場の上司。年の差も障壁にならず交際は順調に進み…
ーーそうして婚活パーティや街コンなどに参加して精力的に婚活をしているみーさんでしたが、38歳の頃、現在の旦那様と職場で出会います。
「はい。出会った時は私が38歳で彼が56歳でした。彼は仕事ができて人にも部下にも優しい人だったので、好意というよりは尊敬の気持ちのほうが大きかったですね。なにより年齢がかなり上なので、私はずっと彼のことを既婚者だと思い込んでいましたし。恋愛感情はまったくなかったです」
ーー18歳差! これまでの連載史上1番の年の差婚かもしれません。
「そうなんですね(笑)。年齢差についてはよく聞かれるのですが、私自身は本当に何も感じないんですよ。そこまで違和感がないというか」
ーー交際のきっかけはなんだったんですか?
「彼と同じ職場になって、ある時に『週末空いてますか?』とデートに誘われたんです。私も『あれ?好かれてる?』となって、例の恋愛マスターの友人に相談したんです。
そしたら彼女から『相手に刺激を与えるためにも、今自分が婚活をしていることとか、実際の婚活の状況などを話してみては』とアドバイスされたんですよね。
それで、婚活をしていること、実際1人の男性といい感じになっていること、などをそれとなく伝えたんです。そしたらそれが効果ありで! その話をした翌週から毎週末デートに誘われるようになりました(笑)」
ーーそれはうまくいきましたね! 実際婚活パーティの方でもいい感じになっている男性がいたんですか?
「はい。意気投合してその場でマッチングして、LINE交換もしました。ただ相手から送られてくるLINEは挨拶程度の内容ばかりで。デートに誘ってくることもなく、何がしたいんだろう?という状況だったんです。
だったら職場の上司の方を取ろう、と」
ーーみーさんは旦那様のことを最小は「尊敬できる上司」としか思ってなかったんですよね? 旦那様はどうしてみーさんに好意を持ったのでしょう?
「あとで聞くと、『仕事を一生懸命していたから』ということでした。そこから私のことが気になり始めたみたいです。当時の私は、もちろん彼のために頑張っていたわけではなかったのですが、それを聞くと、『見てくれている人は必ずいる』と思いますね」
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