彼女は「お金を貸してくれる人がもういないから貸してほしい」と言った。愉快すぎる「お金に苦労する人たち」列伝

吉本興業で芸人をしています、さんきゅう倉田です。

大学を卒業して東京国税局に入り、辞めて、芸人になり、ファイナンシャルプランナーの資格を取りました。資格は能力の証明となり得るけれど、ファイナンシャルプランナーのような取得が困難でない資格においては、保有者の能力に個人差があります。資格を持っているだけでは安心できません。

女性から「お金を貸してほしい」と連絡が来ることがあります。売れていない芸人に用立ててほしいなんて、正気の沙汰とは思えません。

(本記事は2019年12月初出の記事に2023年8月加筆修正を行いました)

若手芸人からお金を借りようとする女性

一度、キャバクラで働く女性から無心の連絡が来たことがありました。

 

お金が必要な理由を聞くと「クレジットカードの支払いができなくて、使用を止められてしまいそうなの」とのこと。

 

クレジットカードは自分の収入の範囲で使用してほしいと思いました。便利ですが、使い方を間違えば身を滅ぼしてしまう危険なアイテムです。一度装備すれば、外すことは容易ではありません。教会に行って「のろいをとく」を選んでも外せない唯一のアイテムです。

 

ぼくは「まずお友達から借りたらいかがでしょうか?赤の他人に頼る前に、あなたの大切な人、そして、あなたのことを大切に思っている人に相談してはいかがでしょう。本当に困っているのなら、きっと貸してくれますよ」とメールで返信しました。

 

すると彼女は、

 

「友達にはもう頼んだけど、みんな貸してくれなかったの。だから、貸してほしいの」

 

と、愉快な事を言うのでした。

 

友達に貸してもらえないような人を信用するわけがありません。「ごめんね」とだけ言って、関係を絶ちました。

 

▶▶まだまだある…驚くべき「お金を貸してほしい人たち」のお話と、「どうやって彼らからお金を返してもらうか」の正解

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